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2010年10月17日日曜日

ノミ

 今日も、資源を活用した広告を考える練習をしてみましょう。

 ペットのノミやダニを取るスプレー製品に対するインパクトの強い広告としてどのようなものが考えられるでしょうか?

 身近なペットである犬がノミやダニに食われて痒そうにしている写真に
「あなたの犬からヤツラを取り除きましょう」
というキャッチフレーズを加えてみる:

 悪くはありませんが、いまいちインパクトに欠ける感じですね。
 それに、これだけだとヤツラが何を指しているのか不明確ですし、全体として動きが無いのでちょっと寂しいです。

 そこで、資源の有効活用です:

 行き交う人達に(少し大きめの)ノミの役を無償で演じてもらうことにしましょう。
 これで、売上は増え、ノミは減り、犬にはもちろん、飼い主にも喜んでもらえることでしょう。

2010年10月3日日曜日

広告資源の活用

 それでは、資源を活用した広告を考える練習をしてみましょう。

 港に行くと、船が係留されていたりします:

 ここにある資源を活用してどのような広告が考えられるでしょうか?

 何か組み合わせるものが欲しいですね。
 「キスする女性の顔」なんかどうでしょう:

 「美味しすぎて離せない」というフレーズなどを添えてパスタ広告の完成です:

 お昼にシーフード・スパゲティなどいかがでしょう?
http://www.trianonmidia.com.br/site/?tag=mondo-pasta

2010年10月1日金曜日

禁煙広告

 今日からタバコが大幅に値上がりしたようなので、この際、禁煙するのに役立ちそうな、資源を活用している広告を見てみましょう:

 「喫煙時に見えるもの」とは? → きっと『煙』でしょう。


 「禁煙する覚悟はできた?」 → もともと吸わない私(達)には無用の質問です。

2010年9月29日水曜日

動物の移動資源利用法

 動物は移動のための資源を賢く活用しています。

 陸上で歩くのが面倒であれば、

 水中で泳ぐのが面倒であれば、

 空中で飛ぶのが面倒であれば、

2010年9月24日金曜日

京都ボックス

● 場の資源

・ フリーの辞書のウェブサイトによると、「場」の定義(http://www.thefreedictionary.com/Field)は、以下のようになります:

「重力、電磁力、流圧など、領域の各点において決定できる値を持つ物理特性により特徴付けられる空間の一領域」

・ 場の資源を活用することは、システム内外において利用可能で、問題解決やシステム開発に役立つ可能性があるあらゆる場を用いることを意味します

●例 ソーラー式調理器

 太陽エネルギーを利用して食品を加熱処理したり汚水を煮沸して殺菌し、30億人の貧しい人々が温暖化ガスを削減する手助けをできる6ドルの段ボール箱が地球温暖化を防止するアイデアに対する75,000ドルの賞を受けました:


 この調理器は二つの段ボールで構成され、小さめの内箱が外箱の中に入っています。内箱の内側は蓄熱しやすくするために黒に塗装されています。内箱にはアクリル樹脂の蓋がされ、太陽光は通しますが、熱は逃しません。

 二つの箱の間は新聞紙かわらで断熱し、熱損失を低減します。外箱の内側はアルミ箔で覆い、これにより太陽光が反射されて内箱の透明な蓋を通して内部に送られます。調理時には、食べ物の入った鍋を内箱の中に入れ、この「コンロ」を日の当る場所に置きます。

2010年9月21日火曜日

四角スイカの教訓

 四角スイカの話から学べる教訓にはどこでも役立ちそうなものがいくつもありますね。
 そのうちのいくつかを紹介しましょう:

●思い込みは禁物
 問題の要点は、ほとんどの人がいつも丸いスイカに見慣れていたため、四角いスイカはあり得ないと、疑問について考えてみる前にはなから決めつけてしまったことです。あなたが生涯を通じてある決まった方法で行ってきたことは丸いスイカを前提としていて、他のやり方が無いか考えてみるために時間をさくことも多分無かったことでしょう。このような思い込みを打破すれば、物事を行うための新たなより良い方法を常に探し求めることになるので、生活全般をおおいに向上させることができます。

●習慣を疑ってかかる
 上記のような前提に立ち向かう最も良い方法は、自分の習慣を疑ってかかることです。自分が常に行っている方法を疑ってかかれれば、人生の送り方を常に改善していけることが分かります。通常、考え抜かれた習慣を形成するのは良いことですが、私たちの多くは考えることもなく、色々な人や場所から習慣を身につけてきました。習慣を疑ってかかり変えていくのは終わりなきプロセスですが、これにより、現有するものに甘んじることなく、常に自分の人生のあらゆる面をより楽しくするように努めることができます。

●創造的であれ
 問題に直面した場合、解決策を求めるにあたり、創造的でありましょう。このためには、既成概念にとらわれずに物事を考える必要があります。四角スイカの問題を見た人のほとんどは、多分、スイカを四角く成長させるためにどのような遺伝操作を施せばよいかを問われていると思ったでしょうが、それではずっと実現困難な過程になってしまいます。でも、この質問を別の観点から眺めてみると、解決策は極めて単純なものでした。人生のあらゆる側面において創造的であり、物事を色々な方法で眺めてみることにより、多くの問題に対する他の人には見えない解決策を見つけだすことができます。物事を様々な視点から見られれば見られるほど創造的になれるでしょう。

●より良い方法を探す
 四角スイカの問題は単にあることを行うためのより手軽で良い方法を求めたまでです。お店側は、(スイカが場所をとるという)問題を提示し、解決策を求めたのです。まず最初に問いを発しない限り、より良い方法を見つけだすことは不可能です。常日頃行っていることをより良く行う方法が無いか自問し、(現時点ではできないけれども)できたらいいと思うことを書き留めておきましょう。これらは大抵、変えなければならないやり方に対するヒントとなります。「これを行うのにもっと良い方法はないか?」と自問する習慣を身に付けましょう。多くの場合、ありますから...

●不可能なことは少ない
 あることに対して不可能であるという立場で臨むならば、それは間違いなく不可能となるでしょう。一方、あることが可能か否か見極めてみようという立場であれば、試行錯誤の結果、解決策を見いだすことになるでしょう。

 四角スイカから得られた教訓を持ち帰ってあなたの生活のあらゆる領域(仕事、財務、人間関係など)に適用してみましょう。これらを常に適用することにより、生活のあらゆる側面を絶えず改善してゆけることでしょう。

2010年9月20日月曜日

スイカ

● 空間の資源

システムまたはその周りに存在する(比較的)自由で(比較的)空いている空間

 空間の資源とは、ある物体の体積、長さ、高さ、幅、直径、半径、面積、高度、深度などの任意の幾何学的な寸法やパラメーターの値に対して行われる任意の変更を意味します。

 私たちの目標は、システム内で空間パラメーターに関連するものをすべて明確にし、それを変更することによって問題を解決したりシステムを発達させたりすることです。

 では、例を見てみましょう。

・例 四角スイカ

 丸いスイカは冷蔵庫内でかなりの場所を占有してしまうし、座りも悪いです。
 日本の賢明な農家は、スイカがつるに付いてまだ成長している段階で四角い強化ガラスケースに入れ、無理やり四角い形状に育てあげてしまいました:

http://www.financialhack.com/lessons-of-the-square-watermelon
さぞかし窮屈だったことでしょう...

2010年9月19日日曜日

スカイライト

● 太陽光を資源として利用

・例 太陽チューブ

 太陽チューブが屋根の上面で太陽光を取り込み、高反射性の柱にそって光を伝え、室内空間全体に拡散させます:
 スカイライトは、より多くの自然光を取り入れ、人工的な光熱費を削減するとともに家人の健康を増進するので、どのような家においても大いに役立ちます。
 でも、残念なことに、スカイライトは広い屋根面積を必要とするため、あらかじめ建造された住宅の大半においては実装が困難です。また、太陽が垂直に当たって空には雲が全く無い場合を除き、スカイライトは必ずしもコストに見合うほど空間を照らし出してはくれません。
 そこでSolatubeの登場です – 鏡やレンズを使って太陽光を小さなチューブの中に屈折、反射、集光させる、スカイライトを一歩進めた賢い技術です。

2010年9月18日土曜日

コーヒー

● 創造的な人が既存の資源を広告に利用する方法

・例 コーヒー

 時折、純粋な創造性により注目を集める広告に出くわします:
 通常は見苦しい空間をSaatchiは創造的なものに変えてしまいました。
 出勤の途中でここを通過したら、思わずほくそ笑んで、職場の仲間に伝えたくなってしまうことでしょう。
 キャッチフレーズの「眠らない街よ、目を覚ませ」 もおしゃれですね。

 利用されている資源は、米国ニューヨーク市のマンホールでした:
 香りが挽きたてのコーヒーとはちょっと異なるところが残念です...

2010年9月17日金曜日

日陰

● 時間 – 空間 – 物質 – 場 資源

 さらなる助っ人 ⇒ 資源のパラメーター
  • 私たちの宇宙にあるものは(太陽系、地球そして人間社会を含め)全て何かあるいは誰かのための資源です。
  • 私たちは資源の世界に住んでいると言えます。 問題は、何が資源であり、誰がその資源を特定の場合に利用しているかということだけです。 ある構成要素は他の構成要素の資源であると同時に他の構成要素である資源の利用者でもあり得ます。
  • “自然” 系においては、資源とその利用者の間に “自然の” 規則が存在します。技術システム(人間により直接的または間接的に作られた人工システム)においては、この規則を自分達で決める必要があります。
  • 問題解決やシステム進化のために既存の資源を利用するのはTRIZの基本的な考え方のひとつです。TRIZでは、既存の資源を時間、空間、物質(どのような構成要素でも構いません)、場に関する任意の資源およびそれらのパラメーターとして定義づけています。
  • これらの資源は、分析の対象としているシステムの内外何れにも存在しえ、任意の環境における一般的な資源でありえ、“目立たない” 場、即ち、地球の重力場や磁気場でもありえます。実のところ、利用可能な既存の資源はどのようなものでも使用でき、これらが問題解決に役立つ可能性があります。
 動物も資源を有効に利用しています。

・例 ライオンが環境から得られる快適な資源

搭乗時にはちょっぴり勇気がいるような...

2010年9月15日水曜日

海蛇

●時間–空間–物質–場の資源
  • 現存の廉価な資源を用いることによりシステムの理想性を高められます
 
・例 波力発電 
 
 ポルトガル北部の港湾都市のポルトの北にあるAguçadoura浜に世界初の波力発電施設が誕生しました。海岸沖合い5 kmのところでPelamisマシーンが大西洋のうねりに乗って発電しています:
 Pelamisとは古語で「海蛇」を意味しますが、確かにこのマシーンは巨大な金属製の蛇が水中を漂っているかのように見えます。
 4つの細長い部分が3つの「電力モジュール」で連結され、この中のラム(油圧シリンダー内のピストン)が波で押し引きされる力を発電機に伝えて発電が行われます:

 現在、Pelamisマシーンは1基のみですが、間もなく2基増設されて1500世帯の電力を賄う予定です。また、さらに25基が発注済みです。

2010年8月17日火曜日

風力タービン

●資源の定義と活用の方法
 
 資源の一覧表を埋めるに当たってお勧めの3ステップは以下の通りです:
  1. ステップ I プロジェクトや問題の “仕様に対する要求事項” の一覧表を作成する
  2. ステップ II 物質と場の資源の一覧表を作成し、それらのパラメーターを明確にする
  3. ステップ III プロジェクトや問題の目的を達成するために資源のどのパラメーターを変更すべきか明確にする
・例: 風力タービンの翼

ステップ I
 プロジェクトや問題の “仕様に対する要求事項” の一覧表を作成します

 風力タービンの翼のトルクを増大しなければなりません
ステップ II
 物質と場の資源の一覧表を作成し、それらのパラメーターを明確にします

  1. システム内の物質-場の資源:
    1.1. 物質とそのパラメーター:
      1.1.1. 翼
           1.1.1.1. 翼の重さ
           1.1.1.2. 翼の長さ
           1.1.1.3. 翼の幅
           1.1.1.4. 翼表面の面積
           1.1.1.5. 翼材料の比重
           1.1.1.6. 重心の位置
      1.1.2. 回転部
           1.1.2.1. 回転部の回転数
           1.1.2.2. 回転部と地表間の距離
    1.2. 場とそのパラメーター:
      1.2.1. 翼表面の流風圧
      1.2.2. 求心力

ステップ III
 プロジェクトや問題の目的を達成するために資源のどのパラメーターを変更すべきか明確にします

 ‘風力タービンの翼のトルク’ を増大させるために翼の ‘重心位置’ パラメーターを変えるという選択が行われ、翼の重心位置が翼の端の方にずらされました:

2010年8月16日月曜日

場の資源

・ 無料の辞書のウェブサイトによると、「場」の定義(http://www.thefreedictionary.com/Field)は、以下のようになります:

「重力、電磁力、流圧など、領域の各点において決定できる値を持つ物理特性により特徴付けられる空間の一領域」

・ 場の資源を活用することは、システム内外において利用可能で、問題解決やシステム開発に役立つ可能性があるあらゆる場を用いることを意味します

●例 高速道路における輸送の重さと動きからのエネルギー取り込み

 イスラエルの会社INNOWATTECH(http://www.innowattech.co.il/)は、交通量の多い高速道路や鉄道路線の下に設置した発電機からエネルギーを取り出そうとしています。この発電機は、機械的圧力から電気エネルギーを生成できる物質を含んでいます。
 高速道路の道路区間下に設置される最大の圧電発電機は100キロワットの電気を発電します。
 発電機は、計画された補修作業時に道路表面から深さ3cmのところに敷かれます。圧電材料は30年間機能しますが、これは、ほとんどの道路の平均余命を超えています。
 この会社はこの方法により3~10[セント/キロワット] でエネルギーを生成しようと努力しています。なお、熱電併給システムにより発電される電気のコストは約5[セント/キロワット] です。

2010年8月15日日曜日

時間資源

 時間は、どこでも、誰でも、何にでも使える万能の資源です。

 私たちの目標は、システム(プロセス、製品 / 装置)内で時間と関連するものすべてを明確にし、時間パラメーターが変更できることを利用して問題を解決し、システムを開発することです。

● 例 アンプル – 時間

 アンプルは薬を液状に格納するのに用いられます。アンプルの首は、密封するための炎を用いて溶着します。ガラスを溶かすために炎の温度はかなり高くなくてはならず、これに必要とされる高温が問題を生じます ― 薬を過熱してダメージを与えてしまうのです:

 パラメーター “溶着時間” をシステムの時間に関連するパラメーターのひとつとして選ぶことができます。

 溶着時間を減らせば、首から薬に熱が伝導するのに必要な時間よりはるかに短くなります。この場合、薬はダメージを受けずに済みますが、首を溶着するのに充分な熱エネルギーを供給できません:
 溶着用熱エネルギーの不足分は溶着温度を上げることによって補いましょう。これにより、このプロセスのパラメーター間で許容できるバランスを保つことができます:
  • 高温下における短時間の溶着でもアンプルの高品質密閉には充分です
  • 溶着時間が短いので、首から薬へ熱が伝わる暇が無く、薬がダメージを受けずに済みます

2010年6月30日水曜日

アンプル – 空間

●資源(時間 – 空間 – 物質 – 場)

 現存の廉価な資源を用いることによりシステムの理想性を高められます

► 現存の廉価な資源を用いることは、「最小限の経費と害で問題に対する解決策を見いだすことにより、より少ないものを用いてより多くのものをもたらす」というTRIZの基本思想のひとつです  

► 資源について考えることにより、どのようにしてあらゆる資源を見つけ、変換し、経費削減に目を向けながらも素晴らしくて気の利いた解決策を創出していけばよいのかを身につけることができます

●空間の資源

 システムまたはその周りに存在する(比較的)自由で(比較的)空いている空間

・例. アンプル – 空間

 アンプルは薬を液状に格納するのに用いられます。アンプルの首は密封するための炎を用いて溶かします。ガラスを溶かすために炎の温度はかなり高くなくてはならず、これに必要とされる高温が問題を生じます ― 薬を過熱してダメージを与えてしまうのです。

 空間に関連するパラメーターのひとつとして “アンプル底からの高さ” を選びます。

 ‘温度’ と ‘アンプル底からの高さ’ 間の依存関係を示すグラフを描いてみましょう。
 実際の ‘アンプル底からの高さ’ と ‘温度’ の関係において、炎がアンプルを密封するアンプルの天辺で温度が最も高く、底に向かうに従って次第に下がりはしますが、それでもまだ薬にダメージを与えてしまうほどの高温です。

‘アンプル底からの高さ’ とその位置における実際の ‘温度’ の関係

 容認可能な ‘アンプル底からの高さ’ と ‘温度’ の関係においては、炎がアンプルを密封するアンプルの天辺で温度が最も高く、底に向かうに従って急激に下がり、薬にダメージを与えることのない低温となります。

‘アンプル底からの高さ’ とその位置における容認可能な ‘温度’ の関係

  ここでは、アンプル底からの高さにおける異なる “部分” 間の対立する温度を分離するために空間の資源を利用します。

 アンプルを密封するためには首の部分の温度は高くなくてはなりませんが、薬にダメージを与えないためには温度は高くてはなりません(低くなくてはなりません)。

 もうお分かりですね – アンプルの首と薬の間に何かを取り込むことにより、過剰な伝熱が起こらないようにすれば良いのです。
 例えば、空気や水の流れなどが考えられます。