2010年4月4日日曜日

システム要素のリズム調和の法則

 技術システムが生き延びられるためには、システムのすべての部分でリズム(振動数、周期)が調和している必要があります。

 技術システムの制御パラメーターは、振動数、周期以外に方向、速度、相、順序、気孔率などの場合もあります。
 技術システム要素のリズムの不一致は技術システムの不均等な発達の理由のひとつにもなっています。

●例: スピーカー

裸のスピーカーの場合、後ろ側から回り込んだ音が前方から出る音と調和していないため、干渉して前方から出る音を弱めてしまいます

後ろ側から回り込んだ音が前方から出る音と調和するように遮蔽板を付けることができますが、半波長の迂回をさせるためには(50ヘルツの場合)3メートル四方の面が必要となり、家庭用音響再生装置としては大きくなり過ぎます


「遮蔽板は、調和させるためには大きくなくてはならないが、家庭用とするためには大きくてはならない」という物理的矛盾を発明原理「新次元移行(別次元移行)」により解決して立体的なスピーカーにすると幾分コンパクトにできます

後ろ側から音が回り込まないようにスピーカーの背後を密閉してしまうことができますが、そうすると、密閉領域内の振動数が拡散板の振動数と合わないために、特に低周波領域の再生が劣化してしまいます

密閉領域を大きくすれば、これにより形成される空気バネの弾性を小さくして上記の弊害が起こらないようにすることができますが、そのためには巨大な領域(5000リットル、20メートルの部屋)が必要となります


このように

「システムのすべての部分でリズム(振動数、周期)が調和している必要がある」わけですが、

これをシステム要素のリズム調和の法則と言います。


Copyright notes

This book has been developed in the frame of the TETRIS project funded by the European Commission—Leonardo da Vinci Programme.
The partners of the project consortium are:
AREA Science Park (Italy) www.area.trieste.it (project coordinator)
ACC Austria Gmbh (Austria) www.the-acc-group.com
European Institute for Energy Research - EIfER (Germany) www.eifer.uni-karlsruhe.de
Fachhochschule Kärnten (Austria) www.fh-kaernten.at
Harry Flosser Studios (Germany) www.harryflosser.com
Higher Technical College Wolfsberg (Austria) www.htl-wolfsberg.at
Jelgava 1. Gymnasium (Latvia) www.1gim.jelgava.lv
Siemens AG, Sector Industry, Industrial Automation and Drive Technology (Germany) w1.siemens.com/entry/cc/en/
STENUM Environmental Consultancy and Research Company Ltd (Austria) www.stenum.at
Technical Institute for Industry “Arturo Malignani” (Italy) www.malignani.ud.it
The educational center for adults of Jelgava (Latvia) www.jrpic.lv
University of Florence (Italy) www.dmti.unifi.it

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