すべての発達可能性を使いつくすとシステムは上位システムの一部として組み込まれ、これにより、上位システムのレベルで更なる発達が起こります。
S字型カーブのβ点やγ点にさしかかったシステムが更に発達する方法のひとつとしてシステムの統合があげられますが、これは第2区分、すなわちβ点に到達する前にも起こりえます(下図):
このような統合は、ユーザーが満足していないパラメーターがひとつでもある場合に可能です。
典型的な発達の形態に「単一→二重→ 多重」という流れがあります。もとのシステムが同一タイプ、類似タイプ、異タイプあるいは逆タイプ(反対機能)のシステムと結びつくものです。統合の性格は要求される機能のタイプに依存します。
●S字型カーブ
システムの主要パラメーターのひとつが時間によりどのように変化したかを示すグラフを描く必要があります。この作業に当たり、分析するシステムのこれまでの開発に関する特許やその他の情報を利用することができます。更に、得られたS字型カーブから、ある時点で、技術システムが発達過程のどの段階にあるかを知ることができます。
分析結果から、技術システムがβ点やγ点に近づいているのに主要パラメーターを更に改善しなければならないことが判明したならば、現存技術システム変える新技術システムを決める必要があります。このようなシステム変更のひとつに、新たな、より進歩したシステムを合成するための現存技術システムの移行があります。
システムの合成は発達のどの段階でも起こりえます。
このように
「すべての発達可能性を使いつくすとシステムは上位システムの一部として組み込まれ、これにより、上位システムのレベルで更なる発達が起こる」わけですが、
これを上位システムへの移行の法則 と言います。
Copyright notes
This book has been developed in the frame of the TETRIS project funded by the European Commission—Leonardo da Vinci Programme.
The partners of the project consortium are:
AREA Science Park (Italy) www.area.trieste.it (project coordinator)
ACC Austria Gmbh (Austria) www.the-acc-group.com
European Institute for Energy Research - EIfER (Germany) www.eifer.uni-karlsruhe.de
Fachhochschule Kärnten (Austria) www.fh-kaernten.at
Harry Flosser Studios (Germany) www.harryflosser.com
Higher Technical College Wolfsberg (Austria) www.htl-wolfsberg.at
Jelgava 1. Gymnasium (Latvia) www.1gim.jelgava.lv
Siemens AG, Sector Industry, Industrial Automation and Drive Technology (Germany) w1.siemens.com/entry/cc/en/
STENUM Environmental Consultancy and Research Company Ltd (Austria) www.stenum.at
Technical Institute for Industry “Arturo Malignani” (Italy) www.malignani.ud.it
The educational center for adults of Jelgava (Latvia) www.jrpic.lv
University of Florence (Italy) www.dmti.unifi.it
2010年4月8日木曜日
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