2009年7月16日木曜日

第30回記念 現代舞踊フェスティバル

 昨晩は『第30回記念 現代舞踊フェスティバル』に行ってきました。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/modance/sched/sched-pr.html#s090715-festival

 会場の新国立劇場は綺麗なところで、バルコニーに飾ってある衣装が素敵です。

 4,000円のチケットは現代舞踊協会の「友の会」会員だと2,000円で入手できます。

 幸運にも、やや左寄りの齧り付き、相撲で言えば砂被りに座ることができました。

 今回、心に残ったのは以下の作品です:

4 コル・ココル ―心内にあれば色外にあらわる
 他の作品がすべて群舞であるのに、立石美智子・樹乃母娘だけで踊りきれるのは素晴らしいです。
 親子で同じ道を追求し、対等な立場で出演できるなんて幸せですね。

5 青の世界にかたる想い
 背景の青いスクリーンに影や実像が映し出されるあたり、現代舞踊ならではの演出だと思います。
 欲を言えば、終盤で影を映す際、スクリーンを身長ではなく手を伸ばした高さに設定したほうが、全体が映って、より美しくなるのではないでしょうか。

7 Visit to "sickness"
 オブラート越しに別世界を眺めていたのが、それを取り除くことにより、一瞬にして現実世界に切り替わるという、新たな感覚を体験することができました。
 現代舞踊においても、創造性って大切なんですね。

9 インターコネクト
 最初の、踊り手の影しか見えないパートって、想像性を膨らましてくれていいです。
 最後まで影しか見せない作品って今までにあったのかなぁ...
 もし無かったのであれば、是非ともどなたかに挑戦してみてもらいたいです。

12 さくらんぼ
 以前にも別のイベントで観た作品ですが、落語と現代舞踊のコラボとしての新たな試みと言えましょう。
 踊り手が全員お面を被っているので踊りそのものに集中して観賞できますし、両手にお面を持って踊るのも一気に踊り手が三倍増したような錯覚に陥られて面白いです。
 あのお面(顔の上部だけを隠すほう)欲しいけど、どこかで入手できないのかなぁ...

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