2010年6月30日水曜日

アンプル – 空間

●資源(時間 – 空間 – 物質 – 場)

 現存の廉価な資源を用いることによりシステムの理想性を高められます

► 現存の廉価な資源を用いることは、「最小限の経費と害で問題に対する解決策を見いだすことにより、より少ないものを用いてより多くのものをもたらす」というTRIZの基本思想のひとつです  

► 資源について考えることにより、どのようにしてあらゆる資源を見つけ、変換し、経費削減に目を向けながらも素晴らしくて気の利いた解決策を創出していけばよいのかを身につけることができます

●空間の資源

 システムまたはその周りに存在する(比較的)自由で(比較的)空いている空間

・例. アンプル – 空間

 アンプルは薬を液状に格納するのに用いられます。アンプルの首は密封するための炎を用いて溶かします。ガラスを溶かすために炎の温度はかなり高くなくてはならず、これに必要とされる高温が問題を生じます ― 薬を過熱してダメージを与えてしまうのです。

 空間に関連するパラメーターのひとつとして “アンプル底からの高さ” を選びます。

 ‘温度’ と ‘アンプル底からの高さ’ 間の依存関係を示すグラフを描いてみましょう。
 実際の ‘アンプル底からの高さ’ と ‘温度’ の関係において、炎がアンプルを密封するアンプルの天辺で温度が最も高く、底に向かうに従って次第に下がりはしますが、それでもまだ薬にダメージを与えてしまうほどの高温です。

‘アンプル底からの高さ’ とその位置における実際の ‘温度’ の関係

 容認可能な ‘アンプル底からの高さ’ と ‘温度’ の関係においては、炎がアンプルを密封するアンプルの天辺で温度が最も高く、底に向かうに従って急激に下がり、薬にダメージを与えることのない低温となります。

‘アンプル底からの高さ’ とその位置における容認可能な ‘温度’ の関係

  ここでは、アンプル底からの高さにおける異なる “部分” 間の対立する温度を分離するために空間の資源を利用します。

 アンプルを密封するためには首の部分の温度は高くなくてはなりませんが、薬にダメージを与えないためには温度は高くてはなりません(低くなくてはなりません)。

 もうお分かりですね – アンプルの首と薬の間に何かを取り込むことにより、過剰な伝熱が起こらないようにすれば良いのです。
 例えば、空気や水の流れなどが考えられます。

2010年6月29日火曜日

 工学システムの機能モデルはシステムの各構成要素および上位システムの各要素の機能を記述します。

●機能モデルの要素

 価値方法論では機能モデルの構築にあたり以下の4要素を用います:
  • 目的物(産物)
  • 構成要素
  • 作用
  • 上位システム
●目的物
 技術システムや工学システムの目的物とは
システムの主要(基本)機能が対象とする物のことです

・例

  ‘運転手’ は、主要機能である ‘運ぶ’の対象となる物、すなわち「目的物」です。

●主規則
  • システムの目的物はシステムから独立している
  • システムの目的物はシステムから取り去ることができない
  • システム自体が常に主要機能を提供する
  • システムには複数の主要機能があり得るので、複数の目的物を持ち得る

2010年6月28日月曜日

基本機能

●基本機能:

 製品やサービスが存在する主な理由であり、通常、所定の方法で機能します

・法則1: 一旦確定させると、基本機能を変えることはできない

・法則2: 基本機能を満たすためのコストは、通常、製品総原価の5~20%未満
     (消費財の場合には5%未満)
 
 ”火をおこす” という基本機能に対する二つの選択肢を比較してみましょう:

 ”時刻を示す” という基本機能に対する二つの選択肢を比較してみましょう:

・法則3: 基本機能を失うと、市場および製品またはサービスの価値も失ってしまう

   基本機能がコストに占める割合は比較的小さいですが、
  これが無くなると、製品の市場価値も無くなってしまいます:

2010年6月27日日曜日

動作動詞と測定可能名詞

 機能をより積極的に表現し、名詞を動詞として用いて別の名詞を選ぶようにしてみましょう。

 ・例

   機能を表現する際、測定可能名詞を用いることが以下の理由により、重要です:
  • 解決すべき問題に従って、用いるべき一定の測定方法が決まるから
  • 問題を解決するための最善案を評価選択して承認と資金調達に向けて提示するため

2010年6月25日金曜日

機能の表現

 マイルズは動作動詞と測定可能名詞の組み合わせにより、機能を表現しました。

  動詞が動作を表現し、名詞がその動作を受けるものを示します:
・機能表現のいくつかの例:

 製品やサービスの用いられかたが機能を特定するわけではありません。

 例えば、本やパソコンは優れたドア押さえとして使えるかも知れませんが、 本 / パソコンの機能は “動きを止める” ことではありません。

 機能は常に、特定対象の特定動作条件のもとで記述されます。

・例

A. テーブル上のランプ:
   F1: 光を放射する –(有益機能)
   F2: 熱を放射する –(有害機能)

B. 孵卵器内のランプ:
   F1: 光を放射する –(有害機能)
   F2: 熱を放射する –(有益機能)

2010年6月24日木曜日

TRIZ協会だより Vol.7

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○● TRIZ協会だより Vol.7 ●○●
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010年6月23日発行━━━

【目次】______________________________

| 1 |シンポジウムの概要
| 2 |シンポジウムのプログラムの発表
| 3 |基調講演の紹介
| 4 |チュートリアルの紹介
| 5 |テーマ講演 (5件) の紹介 [焦点の5分野を選び依頼しました]
| 6 |一般発表 (オーラル発表、ポスター発表)
| 7 |会場、アクセス、ホテルなど
| 8 |会費、登録申込み など
| 9 |前日の「OTSM-TRIZ入門セミナー」について
|10 |ボランティア協力のお願い

 第6回 日本TRIZシンポジウム 2010 につきまして、この度、一般発表の公募に基づき、プログラムを決定し、公表いたしました。
 また、参加者を広く国内・海外から募集いたします。
 どうぞ、皆さまお誘い合わせの上、奮ってご参加下さい。

 以下の両サイトで、和文・英文の両方で行いました。
(A) 日本TRIZ協会 公式サイト (6月14日掲載)
   http://www.triz-japan.org/
(B) 『TRIZホームページ』内の 日本TRIZ協会のページ (6月18日掲載)
   http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/

日本TRIZ協会 広報委員会 
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●   1.シンポジウムの概要
○● 
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名称: 日本TRIZ協会主催 第6回 日本TRIZシンポジウム 2010
日時: 2010年 9月 9日(木) 10:00 ~11日(土) 17:00
会場: 神奈川工科大学 (神奈川県厚木市)
内容: 基調講演 2件 (海外)、チュートリアル 1件 (国内) 、テーマ講演 5件 (国内)、
    一般発表 (オーラル/ポスター)29件 (国内 21、海外 8)
言語: 日本語と英語 (主要な発表は、和・英スライドの同時投影)

 なお、前日に、下記の プレシンポジウムセミナーを開きます。

●名称: 『Nikolai Khomenko: OTSM-TRIZ入門セミナー』
主催: 日本TRIZ協会
共催: (学) 産業能率大学、『TRIZホームページ』基金
日時: 2010年 9月 8日(水) 10:00~17:00
会場: (学) 産業能率大学 サテライトオフィス (東京駅 隣接)
内容: 講演と討論。講師: Nikolai Khomenko
言語: 英語だけ (日本語通訳なし)

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●   2.シンポジウムのプログラムの発表
○● 
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 開催案内にあたってのご挨拶 (理事長 林 利弘)
 プログラムの一覧シート
 プログラムの詳細
 全発表のアブストラクト集
 基調講演の拡張アブストラクト

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●   3.基調講演の紹介
○● 
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(1) Nikolai Khomenko (TRIZマスター、カナダ)
  「OTSM(強力な思考の一般理論):
  発展の経緯、理論的背景、諸技法、および活用分野」

 OTSM は、1975年にアルトシュラーが構想し、その後、ニコライ・ホーメンコが継承・開発したものです。
 クラシカルTRIZを根底から見直して、非技術の分野を含めて広い範囲で使えるものを目指したもので、複雑で大規模な問題の解決に適用できます。
 同氏はまた、子どものための創造性教育の世界的リーダです。

(2) Mahmoud Karimi (IIITS、イラン)
  「イランにおけるTRIZの活動:
  TRIZの適用と普及による新しい全国的なパラダイムへの転換」

 驚いたことに、「TRIZ」について Googleでの検索を最も多数行っている国がイランなのです!!
 イランでは1998年からTRIZの導入を始め、非営利民間の研究所IIITS がリードして、TRIZの理解と普及を図ってきました。
 テレビ、ラジオ、新聞を活用し、TRIZの考え方そのものの普及につとめ、社会における認知度が極めて高いといいます。
 イランのこの若いリーダから学ぶことはきっと多いでしょう。

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●   4.チュートリアルの紹介
○● 
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前古 護 氏 (株式会社アイデア) 
   「TRIZを知ってみよう」

 初日の午前10:00-12:00。 TRIZに初めての人への紹介です。

 アイデア社は、日本全国のさまざまな分野の企業、大手から中堅・中小の企業まで、TRIZを本格的に導入・適用するためのサポートをしてきています。
 今回は、(1) なぜTRIZが必要とされているのか、(2) どのように考えて発想するのか、(3) TRIZを使った優れたアイデアの出し方、について話します。
 具体的な考え方や実際の製品事例を通じて説明を進めます。

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●   5.テーマ講演 (5件) の紹介 [焦点の5分野を選び依頼しました]
○● 
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(1) 澤口 学 教授 (早稲田大学)
  「商品企画のためのTRIZの活用 - イノベーション創造型TRIZの構築 -」

 日本の製造業が今後世界の競争の中でサバイバルしていくには、プロダクトイノベーションがどうしても必要です。
 TRIZは、技術進化の法則という考え方をベースにして、この課題に強力な方法を提供します。

(2) 山口 和也 氏 (MOST合同会社)
  「マネジャのためのTRIZ」

 TRIZを中心とする科学的な方法は、製品やプロセスの革新に有効であり、それは技術者が発明的課題解決に使う単なるツールを越えて、企業の組織的活動に欠かせない方法である。
 マネジャとしてTRIZをどのように捉え、上層幹部や部下を納得させ、TRIZを使う環境をどのように作っていくべきか、について話す。

(3) 片岡 敏光 氏 (株式会社パットブレーン)
  「TRIZ活用の知財戦略と実践」

 知財関係者は日本でのTRIZの導入初期からTRIZに注目してきた。
 ただ、それは技術部門での問題解決に使ってより多くの特許を出せることをねらいにした。
 そうではなくて、知財部門に大事なのは、TRIZを知財戦略に使う、自分たち自身が使うことである。
 TRIZは経営戦略、技術戦略、知財戦略のベクトルの方向を整え、相互補完させる。

(4) 庄内 亨 氏 (株式会社日立製作所)、福嶋洋次郎 氏
  「ソフトウェア、ITのためのTRIZの活用法」

 TRIZはもともとハードの分野で開発されてきたから、用語や事例にもソフトウェアやITの分野にはぴったりしないものがある。
 このため、ソフトウェアやITへのTRIZの適用は、その入り口の所でつまずくことがあるが、経験を積むと、TRIZの本質はまったく同じように適用できることが分かってくる。
 永年の実践をベースに話す。

(5) 中川 徹 教授 (大阪学院大学)
  「教育とTRIZ: 新しい展望のために」

 日本でのTRIZは、企業での技術者を中心に普及させてきているけれども、もっと教育の場に浸透させていくことが望まれる。
 第一の課題は、大学レベルでの教育で、工学などの基礎教育と連携しつつ、TRIZの考え方や知識をきちんと教え、また研究の場を創ること。
 第二の課題は、高校・中学・小学校などで、創造的に考える楽しさを経験を通じて理解させることであろう。生徒の興味やレベルに合わせて、内容ややり方を調整していく必要がある。
 教育活動のいろいろな事例を話すが、まだまだ不足している。

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●   6.一般発表 (オーラル発表、ポスター発表)
○● 
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 現在、国内 21件、海外 8件 をプログラムに組んでいる。
 適用分野が拡がってきており、新しい方法の試みも多くある。
 詳しくはアブストラクト集を参照下さい。

[注: 一般発表を 6月30日(水) まで 追加募集しています。]

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●   7.会場、アクセス、ホテルなど
○● 
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会場:    神奈川工科大学
アクセス: 新宿より小田急線本厚木駅 (急行55分) 下車
       バス 20~25分 [当日、直行便を増発予定]
ホテル:   厚木アーバンホテル (本厚木駅 徒歩5分) 推奨
        TRIZシンポジウム 特別割引 あり
        TRIZ協会サイトの 書式を使って、各自予約のこと

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●   8.会費、登録申込み など
○● 
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 詳細は、TRIZ協会サイトを参照下さい。
 期登録割引 あり(7月16日 まで)

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●   9.前日の「OTSM-TRIZ入門セミナー」について
○● 
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日時: 2010年 9月 8日(水) 10:00 - 17:00
会場: (学) 産業能率大学 サテライトオフィス セミナールーム
     (東京駅 隣接 サピアタワー 9F)
言語: 英語のみ (時間の節約のため、日本語への通訳をしません)
参加条件: 第6回TRIZシンポ参加登録者 または TRIZ協会会員
       (TRIZについて経験があるものと想定しています)
案内パンフ: 協会サイト、『TRIZホームページ』参照
参加費、申込みなど: 上記 案内パンフを参照下さい

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●   10.ボランティア協力のお願い
○● 
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 海外著者発表スライドの和訳、国内著者発表スライドの英訳、討論時の通訳、海外参加者の滞在サポート (案内など) などの仕事に協力くださる方を求めています。
 メールでご連絡下さい。

 以上のように、充実したプログラムを組むことができました。
 どうぞ、みなさま奮ってご参加ください。
 また、この案内を御社内やお知り合いの人にもお見せ下さい。

 TRIZシンポジウムでお会いするのを楽しみにしております。

2010年6月23日水曜日

キュニョーの砲車

●システム進化の第1期 – 新システム創造

 新システム創造の主要な3段階:

  1. 新システムの主要機能とその目的を定めます。
  2. エネルギー源と既存システムから得られる最高の部品を新システムの4主要部(エンジン、伝達装置、ツールそして制御装置)用に選択します。主要部のいくつかを発明者自身で作成しなければならないこともあります。
  3. 既存システムから選んだすべての部分と新システム用に設計した新たな部分の間に存在するあらゆる相互作用(機能)のパラメーターを同期させて新システムのデザインを創造します。部品がうまく組み合わせられた場合にのみ、機能する新システムが誕生します。
 
●第1段階
 新システムの主要機能とその対象を定めます

・例
 フランスの発明家ニコラ=ジョゼフ・キュニョー卿( Sir Nicolas-Joseph Cugnot)が作った最初の自力走行車両 - Fardier à vapeur(蒸気自動車)
(重い大砲を運搬するための自力走行車両)
 
●第2段階 
 エネルギー源と既存システムから得られる最高の部品を新システムの4主要部(エンジン、伝達装置、ツールそして制御装置)用に選択します。
 主要部のいくつかを発明者自身で作成しなければならないこともあります。

・例
 キュニョー卿によって作られた最初の自力走行車両 ― 自動車

2010年6月22日火曜日

RoboScooter

●システムの制御性/柔軟性向上の法則(ダイナミズムの法則)

 技術システムの進化は以下の方向に進みます:
  • 制御性の増大
  • “剛構造” から柔構造へ
  • “固定パラメーター” から柔軟なパラメーターへ

 → 進化の傾向

  •  固い要素のあるエンジニアリング・システムは動作条件にあまり適応できません
  • 設計者は、固い要素をより柔軟でよりダイナミックにしようとします。固い設計に対して継ぎ手が持ち込まれ、その数が次第に増え、柔軟なシステムへ移行してゆきます
  • エンジニアリング・システムの要素が分子または場のレベルで実装された場合に最大の柔軟性が得られます
・例

2010年6月21日月曜日

原油流出事故

'成功するには大き過ぎる' ことが恐らく最大の問題
Linton Weeks
2010年6月15日


Justin Stumberg/AP/U.S. Navy
 石油が広がった時、当局は制御燃焼を試みた

●最善の取り組み

 マサチューセッツ州ウースター市のAltshuller Institute for TRIZ Studiesでは、プロの問題解決屋が大いに興味を持って米メキシコ湾沖の原油流出事故を見守っています。TRIZ("trees" と同じ発音)は、「発明級問題解決理論」を意味するロシア語に対する頭字語です。TRIZ手法の信奉者達は、直観やひらめきではなく、実証済みの原理を用いた体系だった方法により問題が解決されると確信しています。ボーイング、ダウケミカル、ユナイテッド・テクノロジーズなどの米国大企業の人々は自社の企業文化にTRIZ的な考え方を持ち込もうとしてきています。

 「高リスク企業は、規模の拡大とともに、予期せぬ問題に対する反応性を失ってきています。問題解決チームは効率的かつ鋭敏でなければなりません」と、Altshuller Instituteの教育顧問キャシー・M・カリーは言っています。

 カリーによると、組織が大きくなるにつれてその複雑性とコミュニケーションが悪化するそうです。BP石油危機のさまざまな側面における担当者が誰であったかを洗い出すだけでは "膨大な時間の浪費" に過ぎません。ロサンゼルス・タイムズは、「湾内で爆発した掘削装置は "韓国で製造され ... 英国の石油会社との請負でスイスの企業が運転し ... [そして、]安全性やその他の点検に対する主要責任はアメリカ政府にではなく、マーシャル諸島共和国にあった"」と火曜日に報じました。

 カリーは、湾内の石油を象に例えています。「BPは象をパイプの中に戻そうとし続けていますが、その間、 象の方は好き勝手に走り回って湾のみならず7つの州といくつかの国を踏みにじり、カリブ諸島を脅威に陥れています」と彼女は言っています。

 彼女の説明によると、TRIZでの解決策は、象を閉じ込める囲いを作ることです:
「長い、海底から海面に及ぶ、セグメント化された、モジュール式の、強化マイラー樹脂性の管で、潜水艇が内部で作業するのに充分な幅があるものを湾の底に固定します。この囲いにより、噴出する石油が閉じ込められ、表面での汲み取りが可能となり、BPが次に対処しなければならない『パイプ』に関する問題を解決するための猶予が与えられることになります。」

 「BPが直面している最大の問題は、会社と問題解決チームが大き過ぎることです」と彼女は言っています。

http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=127853402

2010年6月20日日曜日

第6回 日本TRIZシンポジウム 2010: 講演の紹介

●基調講演の紹介

(1) 「OTSM(強力な思考の一般理論):
   発展の経緯、理論的背景、諸技法、および活用分野」
  Nikolai Khomenko (TRIZマスター、カナダ)

 OTSM は、1975年にアルトシュラーが構想し、その後、ニコライ・ホーメンコが継承・開発したものです。クラシカルTRIZを根底から見直して、非技術の分野を含めて広い範囲で使えるものを目指したもので、複雑で大規模な問題の解決に適用できます。
 同氏はまた、子どものための創造性教育の世界的リーダです。

(2) 「イランにおけるTRIZの活動:
   TRIZの適用と普及による新しい全国的なパラダイムへの転換」
  Mahmoud Karimi (IIITS、イラン)

 驚いたことに、「TRIZ」について Googleでの検索を最も多数行っている国がイランなのです!!
 イランでは1998年からTRIZの導入を始め、非営利民間の研究所IIITS がリードして、TRIZの理解と普及を図ってきました。テレビ、ラジオ、新聞を活用し、TRIZの考え方そのものの普及につとめ、社会における認知度が極めて高いといいます。
 イランのこの若いリーダから学ぶことはきっと多いでしょう。

●チュートリアルの紹介

「TRIZを知ってみよう」
前古 護 氏 (アイデア社)

 初日の午前10:00-12:00。 TRIZに初めての人への紹介です。
 アイデア社は、日本全国のさまざまな分野の企業、大手から中堅・中小の企業まで、TRIZを本格的に導入・適用するためのサポートをしてきています。
 今回は、
(1) なぜTRIZが必要とされているのか
(2) どのように考えて発想するのか
(3) TRIZを使った優れたアイデアの出し方
について話します。
 具体的な考え方や実際の製品事例を通じて説明を進めます。

●テーマ講演 (5件) の紹介 [焦点の5分野を選び依頼しました]

(1) 「商品企画のためのTRIZの活用 - イノベーション創造型TRIZの構築 -」
   澤口 学 教授 (早稲田大学)

 日本の製造業が今後世界の競争の中でサバイバルしていくには、プロダクトイノベーションがどうしても必要です。TRIZは、技術進化の法則という考え方をベースにして、この課題に強力な方法を提供します。

(2) 「マネジャのためのTRIZ」
   山口 和也 氏 (MOST合同会社)

 TRIZを中心とする科学的な方法は、製品やプロセスの革新に有効であり、それは技術者が発明的課題解決に使う単なるツールを越えて、企業の組織的活動に欠かせない方法である。
 マネジャとしてTRIZをどのように捉え、上層幹部や部下を納得させ、TRIZを使う環境をどのように作っていくべきか、について話す。

(3) 「TRIZ活用の知財戦略と実践」
   片岡 敏光 氏 ((株)パットブレーン)

 知財関係者は日本でのTRIZの導入初期からTRIZに注目してきた。ただ、それは技術部門での問題解決に使ってより多くの特許を出せることをねらいにした。そうではなくて、知財部門に大事なのは、TRIZを知財戦略に使う、自分たち自身が使うことである。
 TRIZは経営戦略、技術戦略、知財戦略のベクトルの方向を整え、相互補完させる。

(4) 「ソフトウェア、ITのためのTRIZの活用法」
   庄内 亨 氏 ((株) 日立製作所)、福嶋洋次郎 氏

 TRIZはもともとハードの分野で開発されてきたから、用語や事例にもソフトウェアやITの分野にはぴったりしないものがある。このため、ソフトウェアやITへのTRIZの適用は、その入り口の所でつまずくことがあるが、経験を積むと、TRIZの本質はまったく同じように適用できることが分かってくる。
 永年の実践をベースに話す。

(5) 「教育とTRIZ: 新しい展望のために」
   中川 徹 教授 (大阪学院大学)

 日本でのTRIZは、企業での技術者を中心に普及させてきているけれども、もっと教育の場に浸透させていくことが望まれる。
 第一の課題は、大学レベルでの教育で、工学などの基礎教育と連携しつつ、TRIZの考え方や知識をきちんと教え、また研究の場を創ること。
 第二の課題は、高校・中学・小学校などで、創造的に考える楽しさを経験を通じて理解させることであろう。生徒の興味やレベルに合わせて、内容ややり方を調整していく必要がある。
 教育活動のいろいろな事例を話すが、まだまだ不足している。

http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jlinksref/JTS/6thTRIZSymp2010Pre.html

2010年6月19日土曜日

Rinspeed Presto

●システムパラメーター同期の法則

 この法則は、有効な技術システムとして存在するための必要条件が
関連するパラメーター間の調和であることをうたっています
 
・例

 Rinspeed Prestoは

  後部座席の乗客スペースが充分にある3.7メートルのフォー・シーターから

  一瞬にして、3メートル未満のツー・シーター・ロードスターに姿を変えてしまいます

2010年6月18日金曜日

故障モード影響解析(Failure Mode and Effects Analysis: FMEA)

  • FMEAはシステム内の潜在的な故障モードを重大性に応じて分類したり、システムに与える故障の影響を測定したりするために分析する方法です

  • FMEAは製造業において製品ライフサイクルのさまざまな段階で広く利用されています

  • 故障原因はプロセスや設計における任意の間違いや欠陥、特に顧客に影響を及ぼすものを指し、潜在的なものも実在のものも含みます

  下図に示されるように、TRIZ価値革新ロードマップ上のモジュールによりFMEAのタスクが実行され、FMEA表の主要5項目を埋める手助けとなります:

2010年6月17日木曜日

キャベジン

●ハイブリッドシステム設計

 似通った機能を有するいくつかのシステムを比較し、これらのシステムの最良あるいは必須の特徴をひとつのハイブリッドシステムに組み込めるようにします

●例

2010年6月16日水曜日

設計単純化戦略

設計単純化戦略 ― トリミング手法(根本的な製品/プロセスの変更

●利点

  • 低い価値の(問題ある)構成要素を取り除いてその有益機能を他の構成要素に再分配することにより製品/プロセスを改善します
  • トリミング手法は単純化し、ユーザーの製品/プロセスのコストを下げながらも、本質的な機能性は維持します
  • トリミングの結果として得られる多様なデザインは様々な問題記述を生み出し、それらを解決することが高度に革新的な解決策につながり得ます
●例

 アンプルの機能モデル/分析を用いてトリミングのプロセスを見てみましょう。

 バーナーと炎が問題の主要原因です – これらが有害な機能を発生させているので、トリミングの最有力候補となります。
 でも、‘アンプルを溶かす’(あるいは、より正確には ‘アンプルの首を溶かす’)機能は残さなければなりません。‘アンプルを溶かす’ 機能を果たしてくれる別の候補を見つけるかあるいは用意する必要があります。トリミング後の以下の機能モデルでは、 この候補を ‘高性能溶接機’ と呼んでいます。

 この事例の場合、科学効果ライブラリー、特許集合、標準解法システムおよび発明原理と分離原理が新しいコンセプトの創造に大いに役立ちます。

 ‘高性能溶接機’ に利用可能なコンセプトとして例えば以下のものが考えられます:
  • 集中超音波溶接
  • 強力レーザー光
  • 電子ビーム溶接

2010年6月15日火曜日

「第6回 日本TRIZシンポジウム2010」ご案内

第6回 日本TRIZシンポジウム2010   
                            主催: NPO法人 日本TRIZ協会  

 創造的な技術革新の技法「TRIZ」について、広く発表・討論・交流するために、NPO法人 日本TRIZ協会が主催して、第6回日本TRIZシンポジウムを開催いたします。
 積極的に参加し、討論くださいますようお願いいたします。
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●第6回日本TRIZシンポジウム2010の概要
 ◆主題: 新分野適用と普及拡大を目指して
 ◆日程: 2010年9月9日(木)~11日(土) (3日間)
 ◆会場と交通アクセス: 神奈川工科大学(神奈川県厚木市)
       神奈川工科大学への交通アクセス(神奈川工科大学のホームページへ)
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 ◆開催の案内にあたって: 日本TRIZ協会理事長 林 利弘
 ◆プログラム一覧  プログラム詳細表  国内発表者 概要  海外発表者 概要
 ◆プレセミナーのご案内: 「OTMS-TRIZ入門セミナー」
   2010年9月8日(水)10:00-17:00
   産業能率大学サテライトオフィスセミナールーム(東京駅隣接サピアタワー9F)
 ◆参加申込書/参加費内訳詳細
 ◆第6回TRIZシンポジウム2010発表者の皆様  シンポジウムプログラム委員会
 ◆基調講演のご案内 
   Nikolai Khomenko氏 (カナダ) 「OTSM(強力な思考の一般理論)」
   Mahmoud Karimi氏 (イラン) 「イランにおけるTRIZの社会普及活動」(仮題)
 ◆予稿集計画表
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●主催・準備組織
 NPO法人 日本TRIZ協会 理事長        林 利弘 (林技術士事務所)
         同     企画委員長       黒澤 愼輔
 第6回日本TRIZシンポジウム 実行委員長  三原 祐治 (創造性工学研究所)
         同     実行委員(事務局)   堀田 政利 (創造開発イニシアチブ)
         同     実行委員(会場担当) 石濱 正男 (神奈川工科大学)
         同     プログラム委員長   中川 徹 (大阪学院大学)
         同     プログラム副委員長  小西 慶久
         同     プログラム委員     福嶋 洋次郎
         同     プログラム委員     庄内 亨 (日立製作所)
         同     海外参加者対応担当 中川 徹 (大阪学院大学)
         同     海外参加者対応担当 井上 淳 (東芝)

●お問い合わせ用メールアドレス:
     シンポジウム全体、参加登録関係   info@triz-japan.org
     プログラムの発表関係          sympo@triz-japan.org

http://www.triz-japan.org/

2010年6月11日金曜日

アンプル

 機能モデルと機能分析は価値方法論の主要部分を成します。

 価値方法論とは、最も有益な方法で、製品やプロセスの設計過程における不必要な費用を避け、製品の製造工程における不必要な費用を特定して避けるために作り上げられた体系です。

 システムの機能モデルは、システムの各構成要素と上位システムの要素の機能を明確にして記述します ― あるシステムがどのような仕組みになっているのか示すことになります。

●例

 アンプルは通常、薬を格納するのに用いられます。
 薬の充填過程において、アンプルの首は大変強い炎にさらされます。
 ガラスを溶かすために必要とされる高温が問題を生じます ― 薬を過熱してダメージを与えてしまうのです。

2010年6月10日木曜日

TRIZに関する推薦文献

1. Altshuller G. How Discoveries are Made: (科学的研究手法に対する考察). – Baku, 1960. – 12 p.

2. Altshuller G.S. Icarus and Dedalus. 若者の科学と工学における創造的活動の学校および講師養成のための一連の研修プログラム – Baku, 1985.- 37 p. TRIZ Journals.

3. Altshuller G.S. Algorithm of Invention. - M: Moskovsky rabotchy, 1973.

4. Altshuller G.S. Algorithm of Inventive Problem Solving (ARIZ-85В). 「科学と工学の問題を解決する手法」セミナーの研修員向けに開発した方法論 - L.: Leningrad Metal works. - 1985. - 123 p.

5. Altshuller G.S. Find an Idea. 発明級問題解決理論の概論 - Novosibirsk.: Nauka Publishers, 1986, 209 p.

6. Altshuller G.S. Main Techniques for Eliminating Engineering Contradictions in Inventive Problem Solving. - Baku: Giandjlick, 1971. – 52 p.

7. Altshuller G.S. Process of Inventive Problem Solving: Main Stages and Mechanisms 06.04.75 http://www.altshuller.ru/triz1.asp

8. Altshuller G.S. Creative Activity as an Exact Science. Theory of inventive problem solving. - M.: Soviet radio, 1979. 184 p. Cybernetics.

9. Altshuller G.S. Theory of Inventive Problem Solving. - Angarsk, 1988. - 35 p. http://www.altshuller.ru/engineering16.asp

10. Altshuller G.S., Vertkin I. M. Workbook on the Theory of Creative Personality Development. - Kishinyov: International Science and engineering center "Progress" - Cartia moldoveniaske, 1990. - Part 1. - 1990. 237 p. Part 2. - 1990. 71 p.

11. Altshuller G.S., Vertkin I. M. How to Become a Genius: 創造的人間の生活戦略

12. Altshuller G.S., Zlotin B.L., Zussman A.V. Theory and Practice of Inventive Problem Solving. Methodological recommendations. – Kishinyov, 1989. - 127 p.

13. Altshuller G.S., Zlotin B.L., Filatov V.I. Profession – Search for Novelty.(経済的蓄積を特定するためのシステムとしての価値工学分析と発明級問題解決理論). – Kishinyov: Cartia moldoveniaske, 1985. – 196 p.

14. Altshuller G.S., Selyutsky A.B. Wings for Icarus: 発明級問題解決の方法 – Petrozavodsk: Karelia, 1980. – 224 p. (p. 36-39).

15. Amnuel P.R. Creative Personality Development is Quite Simple! 創造的発想力の開発と初心者のための発明級問題解決理論に関する講座, 1999.

16. Zlotin B.L., Zussman A.V. An Inventor Came to the Lesson. 1990

17. Zlotin B.L., Zussman A.V. Half-Moon under the Stars of Fantasy. 1988

18. G.V.Borodastov et al. Index of Physical Phenomena and Effects for Solving Inventive Problems: 便覧/ G.V.Borodastov, S.D.Denivov, V.A.Yefimov, V.V.Zubarev, V.P.Kustov, A.N.Goncharov. – M.: Central Scientific Research Institute of Information and Engineering-and-Economic Studies on Nuclear Science and Engineering (TsNIIAtominform), 1979. 93 p.

19. Inspiration by Order. 創造性に関するレッスン. Petrozavodsk: Karelia, 1977, 190 p. (p. 162-165).

20. Gerasimov V., Litvin S. Mechanisms for Enhancing Ideality of Engineering Systems when Conducting VEA. – L. 1985, 6 p.(原稿)– Petrozavodsk -85.

21. Gerasimov V.M., Kalish V.S., Karpunin M.G., Kuzmin A.M., Litvin S.S. Fundamental Notions of Methodology for Value Engineering Analysis: Methodological recommendations. M.: Inform-VEA, 1991, 40 p.

22. Gerasimov V.M., Litvin S.S. Integrated System TRIZ-VEA. – TRIZ Journal, No. 3.2.92 , p.7-45.

23. Gerasimov V.M., Litvin S.S. Taking the Regularities of Engineering Evolution into Account when Conducting VEA for Technological Processes. 電気技術産業に対するVEA適用の実践. M.G.Karpunin. M., Energoatomizdat 編, 1987, p. 193-210.

24. Gorin Yu. Application of Physical Effects and Phenomena in Inventive Problem Solving. – Baku: OLMI, 1973, 42 p.

25. Gorin Yu. Index of Physical Effects and Phenomena for Inventors.

26. Daring Formulas of Creativity/(A.B.Seliutsky 編). – Petrozavodsk: Karelia, 1987. – 269 p. – (工学 - 若者 - 創造性).

27. Zlotin B.L., Zussman A. Use of TRIZ Tools for Inventive Problem Solving. – Kishinyov, 1985, 12 p. (原稿).

28. Zlotin B.L., Zussman A.V. Trends of Evolution and Forecasting of Engineering Systems: Methodological recommendations. - Kishinyov: Cartia moldovenyaske, 1989. 114 p.

29. Zlotin B.L., Zussman A.V. Methodology of Forecasting Extraordinary Situations, Harmful and Non-desirable Phenomena. Kishinyov. - 1991. 22 p.

30. Ivanov G.I. And Start Inventing: 人気科学書.- Irkutsk: East Siberian Book Publishers. 1987.- 240 p.

31. How to Become a Heretic. / A.B.Selyutsky 編. - Petrozavodsk: Karelia, 1991. - pp. 9-184.

32. Classification of Main Techniques for Eliminating Engineering Contradictions: Album / G.Altshuller 編. - Petrozavodsk, 1985. - 37 p.

33. Mitrofanov V.V. From Technological Reject to Scientific Discovery. – TRIZ Association of Saint Petersburg, 1998. – 395 p.

34. Thread in the Labyrinth / A.B.Selyutsky 編. - Petrozavodsk: Karelia, 1988. - p. 165-231.

35. Search for New Ideas: from Insight to Technology(発明級問題解決の理論と実践)/G.S.Altshuller, B.L. Zlotin, A.V. Zussman, V.I.Filatov. - Kishinyov: Cartia moldovenyaske, 1989.- 381 p.

36. Rules of Game without Rules / A.B.Selyutsky 編. - Petrozavodsk: Karelia, 1989.-280 p.(工学 - 若者 - 創造性), pp. 11-50.

37. Salamatov Yu.P. How to Become an Inventor. 50 Hours of Creativity. M.: "Prosveschenije", 1990. 240 p.

38. Collection of Creative Problems in Biology, Ecology and TRIZ(便覧)V.I.Timokhov 編著. - Saint Petersburg: Publishing House of LLC "TRIZ-CHANCE". 1996.- 105 p.

39. Selyutsky A.B., Slugin G.I. Inspiration by Order. 創造性に関するレッスン. Petrozavodsk: Karelia, 1977, 190 p.

40. Timokhov V.I. Card Collection on Biological Effects. 生物学教師用便覧 - Gomel: Literary-and-Creative Laboratory "ICO", 1993. 47 p.

41. Index of Physical Effects and Phenomena for Inventors. / Denisov S., Yefimov V., Zubarev V., Kustov V., - Obninsk, 1977, 214 p. (January, 1978, pp. 14-20).

42. Chance for Adventure / A.B.Selyutsky 編. - Petrozavodsk: Karelia, 1991. 304 p.(工学 - 若者 - 創造性).

http://www.matriz.ru/file.php/id/f5833/name/pril12.doc

2010年6月9日水曜日

TRIZ主要用語(G.S. Altshuller Foundation)

●ロシア語
英語
日本語


1. Алгоритм решения изобретательских задач (АРИЗ)
  Algorithm of Inventive Problem Solving (ARIZ)
 発明級問題の解決手順(ARIZ)

2. Анализ вепольный (вепанализ)
 Substance-Field (Su-Field) analysis
 物質・場分析(SF分析)

3. Анти-система
 Anti-system
 反システム

4. Биологический эффект
 Biological effect
 生物学的効果

5. Бисистема
 Bi-system
 バイ・システム

6. Большая Неожиданность
 Great Surprise
 意外な状況

7. Ведущая область техники
 Leading field of technology
 主要技術分野

8. Веполь
Su-Field
 物質・場

9. Вещественно-полевые ресурсы
 Substance-Field resources
 物質・場資源

10. Вепольная формула
Su-Field formula
物質・場の公式

11. Вещество
Substance
物質

12. Внешние обстоятельства
External conditions
外部環境

13. Геометрический эффект
Geometrical effect
幾何学的効果

14. Главный производственный процесс
Main manufacturing process
基本生産プロセス

15. Графическое изображение веполя
Su-Field diagram
物質・場モデル

16. Графическая схема технического противоречия (ТП)
Diagram (model) of a system contradiction
技術的矛盾の図式モデル

17. Достойная цель
Worthy goal
意義ある目標

18. Достройка веполя
Completion of a Su-Field
物質・場の完成

19. Жизненная Стратегия Творческой Личности
Life Strategy of creative individual
創造的個性の人生戦略

20. Задача-аналог
Analogous problem
類似問題

21. Задача изобретательская
Inventive problem
発明級の問題

22. Задача инженерная
Engineering problem
技術的問題

23. Задача максимальная (макси-задача)
Maximal-problem (Maxi-problem)
最大問題

24. Задача микро
Micro-problem
ミクロ問題

25. Задача минимальная (мини-задача)
Mini-problem
最小問題

26. Задачи нетиповые / нестандартные
Non-routine problems
非標準的問題

27. Задачи типовые / стандартные
Standard problems
標準的問題

28. Законы развития технических систем:
Laws of Technical System Evolution
技術システムの進化の法則

28.1. Закон полноты частей системы
    Law of system completeness
    システム完全性の法則

28.2. Закон "энергетической проводимости" системы
    Law of “energy conductivity”
 エネルギー伝導性の法則

28.3. Закон согласования ритмики частей системы
 Law of coordination (harmonization) of rhythms
 システム各部リズム対応性の法則

28.4. Закон увеличения степени идеальности системы
 Law of increasing degree of system ideality
 理想性増加の法則

28.5. Закон неравномерности развития частей системы
 Law of non-uniform evolution of sub-systems
 システム各部不均等進化の法則

28.6. Закон перехода в надсистему
 Law of transition to a super-system (higher-level system)
 上位システム移行の法則

28.7. Закон перехода с макроуровня на микроуровень
 Law of transition to a micro-level
 マクロからミクロへの移行の法則

28.9. Закон увеличения степени вепольности
 Law of increasing Su-Field interactions
 物質・場高度化の法則

28.10. Закон S-образного развития
Law of evolution along the S-curve
S-カーブに沿った進化の法則

29. Идеальный конечный результат (ИКР)
Ideal End Result (IER)
理想解

30. Изделие
Object
物体

31. Икс-элемент
X-element
X要素

32. Инерция мышления
Psychological inertia
心理的惰性

33. Инструмент
Tool
ツール

34. Качества Творческой Личности
Qualities of a creative individual
創造的個性の特質

35. Конфликты типовые
Typical system conflicts (engineering contradictions, technical contradictions)
典型的技術矛盾

36. Конфликтующая пара
Conflicting pair
矛盾対

37. Концепция максимального движения вверх
Concept of vertical mobility
 垂直的移動の概念

38. Машина идеальная
Ideal machine
理想機械

39. Метод моделирования маленькими человечками
Modeling with “smart little people”
小さな賢人法(スマート・リトル・ピープル)

40. Модель изобретательской задачи
Model of an inventive problem
発明級問題のモデル

41. Моносистема
Mono-system
モノ・システム

42. Многоэкранная схема
Multi-screen diagram
マルチ・スクリーン

43. Неалгоритмические методы
Non-algorithmic methods
非体系的方法

44. Обострение противоречия
Intensification of contradiction
矛盾の尖鋭化

45. Оперативное время
Operation time
作用時間

46. Оперативная зона
Operational zone
作用領域

47. Оператор РВС
“Size-Time-Cost” Technique
サイズ/時間/コスト・オペレータ

48. Оператор системный
System Analysis Technique
システム・オペレータ

49. Оценка разработок по ТРИЗ
Evaluation of TRIZ developments
TRIZ研究の評価

50. Поле
Field


51. Полисистема
Poly-system
ポリ・システム

52. Прием
Inventive principle
発明原理

53. Прием на макроуровне
Inventive principle used on a macro-level
マクロレベルでの解法

54. Прием на микроуровне
Inventive principle used on a micro-level
ミクロレベルでの解法

55. Постановка задачи
Problem statement
問題設定

56. Прогноз Forecast
prediction
予測

57. Противоречия (виды)
Contradictions (types)
矛盾(タイプ)

57.1. Противоречие административное
 Administrative contradiction
 組織レベルでの矛盾

57.2. Противоречие техническое
 Technical contradiction
 技術的矛盾

57.3. Противоречие физическое
 Physical contradiction
 物理的矛盾

58. Пустота
 Void
空隙(ボイド)

59. Развитие Творческого Воображения
Development of creative imagination
創造的発想力の開発

60. Разрешение противоречия
Conflict (contradiction) resolution
矛盾の解決

61. Разрушение веполя
Su-Field breakup
物質・場モデルの分解

62. Регистр НФ-идей
A list of science fiction ideas
SF小説アイデア集

63. Ресурсы
Resources
資源

64. Сводная картотека
Composite card index
総合カード式索引

65. Система техническая
Technical system
技術システム

66. Система приемов
System of inventive principles
発明原理体系

67. Ситуация изобретательская
Inventive situation
発明級の問題状況

68. Согласование ритмики
Rhythm coordination
リズムの一致

69. Специальный термин (спецтермин)
Special (professional) term
専門用語

70. Стандарт (на решение изобретательских задач)
Standard for solving inventive problems
標準解

71. Схемы типичных конфликтов в моделях задач
Diagrams of typical conflicts in the models of problems
問題類型における典型的矛盾の図式モデル

72. S-образная кривая(термин активно использовался в ТРИЗ, хотя был предложен ранее другими авторами)
S-curve
S-カーブ

73. Таблица основных приемов для устранения типовых технических противоречий
Contradiction (conflict) matrix
矛盾表

73а. Теория Развития Творческой Личности (ТРТЛ)
Theory of Creative Life Strategy (TCLS)
創造的個性開発理論

74. Теполь
T-Field
温度の場

75. ТРИЗ
TRIZ
TRIZ

76. Указатели эффектов
Indexes of effects
科学的効果集

77. Уровень изобретательских задач
Level of inventions
発明のレベル

78. Усиленная формулировка конфликта
Intensified conflict (contradiction)
矛盾状況の尖鋭化

79. Фантограмма
Fantogram
ファントグラム(空想アイデア分析)

80. Феполь
Fe-Field
磁性場

81. Физический эффект
Physical effect
物理的効果

82. Фонд Достойных Целей
The Bank of Worthy Goals
意義ある目標集

83. Фонд информационный
TRIZ databases
TRIZの知識ベース

84. Химический эффект
Chemical effect
化学的効果

85. Четырехэтажная схема создания фантастических идей
Four-level algorithm for generating sci-fi ideas
空想科学アイデア発想の4段階構造

86. Шаг назад от ИКР
Step back from IFR
理想解から一歩後退

87. Эвристика
Heuristics
解法

88. Эполь
E-Field
電気の場

89. Эффект
Effect
科学的効果


http://www.altshuller.ru/thesaur/thesaur.asp#japanese

2010年6月8日火曜日

PoscoがTRIZ大学を開校

2010年1月12日付け

 Poscoは、従業員の創造的問題解決能力を向上させる目的で2月1日にPosco TRIZ大学を開校し、教育を事業成果の改善に結び付けることを計画している。

 Poscoによると、Posco TRIZ大学のカリキュラムは、先端的研究所の例にならって編成し、技術者と研究開発スタッフにまず開放される。
 これは、リーダーや現場従業員がTRIZ(Teoriya Resheniya Izobretatelskih Zadach: ロシア語で “創造的に問題を解決するための理論" という意味)により創造的能力を高めて成果を増大させるために提供される。

 外部の専門機関と協働してTRIZの検定制度が運用され、この認定を受けた従業員に対してはPoscoから手当が支給される。

 2003年以来、Poscoでは100あまりのシックスシグマ課題を解決するためにTRIZの手法が用いられてきており、この手法が大いに貢献して107件の特許取得に結び付いたと企業側は主張している。
 2007年以来、問題解決能力を高めるためにTRIZ教育が1229名の従業員に対して行われており、このうち36名の国際認定スペシャリストがTRIZの社内普及活動に重点的に従事している。

http://www.steelnews.com/World/tabid/36/Cat/6/Doc/5897/Default.aspx

2010年6月7日月曜日

国際TRIZ認定の内容: レベル3

●レベル3の "TRIZユーザー" として認定されるために求められる内容

  • 問題解決に対するARIZ-85の適用
  • 工学的システム進化の傾向を用いた進化予測
  • VEA(Value Engineering Analysis:価値工学分析)の主要原理と適用分野
  • VEAの各段階
  • 装置や技術の改良に対するVEAの適用
  • 研究課題、逆問題の手法
  • 故障予測解析
  • 革新手法システム内におけるTRIZの位置付け
  • 非工学分野におけるTRIZ適用例
  • TRIZの最新ツールに対する考察
    • FAIS(Function Analysis of Inventive Situation: 発明的状況の機能分析)
    • (Gerasimovが開発した)代替システム統合
    • AVIZ(Algorithm of Inventive Problem Selection: 発明的問題選択アルゴリズム)
    • 進化樹
●能力レベル要件:
  1. TRIZの主要な概念を自身の実例で説明できる
  2. (TRIZで受け入れられている手法の一つを用いて)発明的状況を分析できる
  3. ARIZ-85を用いて問題解決できる
  4. 研究課題を発明的問題に "変換" できる
  5. 工学的対象物の進化を予測できる
  6. 故障予測解析ができる
●認定根拠:
  • 修業ペーパー
●推奨トレーニング時間数: 40~80時間

http://www.matriz.org/usr_files/file/eng/Appendix%201_Knowledge%20Standard%20on%201-3%20levels.doc

2010年6月6日日曜日

国際TRIZ認定の内容: レベル2

●レベル2の "TRIZユーザー" として認定されるために求められる内容

  • 工学的システム進化の傾向
  • 初期状況の分析(綿密な調査および分析)
  • DTC(Dimension - Time - Cost : 大きさ - 時間 - コスト)オペレーター
  • IFR(Ideal Final Result - 理想的最終結果)からの後退
  • 発明的問題を解決するためにIFRを活用する技量
  • 物質-場と物質-場分析の概念、物質-場分析を用いた工学解の合成
  • 発明的問題を解決するための標準解法の適用
  • 問題を解決するための(物理的、化学的、幾何学的)効果の適用
  • ARIZ-85の仕組み、論理、ツール(に関する知識)
  • マクロレベルとミクロレベルのPC(Physical Contradiction : 物理的矛盾)
  • 「賢い小人」手法
  • 既存の方法(ブレインストーミング、創造工学、形態学的な分析と統合)とTRIZの比較分析、主要原理と適用分野、各手法のバージョン
●能力レベル要件:
  1. TRIZの主要な概念を自身の実例で説明できる
  2. IFRの概念を問題解決に活用できる
  3. 物質-場分析を使って問題を解決できる
  4. 標準解法をを使って問題を解決できる
  5. 問題解決に効果(イフェックツ)を活用できる
  6. ARIZの仕組みを知り、マクロPCとミクロPCを定式化できる
  7. 問題解決に「賢い小人」手法を活用できる
  8. 学習したTRIZツールをトレーニング問題の解決に適用できる
  9. 他の手法の主要原理と適用分野に関する知識を有する
●認定根拠:
  1.  コース・ペーパー
  2. 筆記試験
●推奨トレーニング時間数: 40~80時間

http://www.matriz.org/usr_files/file/eng/Appendix%201_Knowledge%20Standard%20on%201-3%20levels.doc

2010年6月5日土曜日

国際TRIZ認定の内容: レベル1

●レベル1の "TRIZユーザー" として認定されるために求められる内容

  • TRIZの起源と構成
  •  工学システム(Engineering System - ES)の概念と機能
  • スーパーシステムとサブシステム
  • 発明的状況と発明的問題、最小問題
  • 好ましくない効果(Non-desirable Effect - NE)
  • 主要NEを特定する手段としての因果連鎖
  • 目標樹および発明的状況の分析における目標樹の活用
  • 問題解決方向選択のためのオペレーターとしての理想性、理想的最終結果
  • リソース、リソースの種類、リソース探索ツールとしてのシステム分析
  • 矛盾(EC, PC)、最適化および矛盾解消としての問題解決、EC解消の方法
  • 工学的システム進化の傾向
●能力レベル要件:
  1. TRIZの本質を理解し、それを自身のことばで表現できる
  2. TRIZの基本的考えを(最低限の範囲内で)理解し、自身の実例で説明できる
  3. 指定された対象に対してそのサブシステムとスーパーシステムを探し出せる
  4. 因果連鎖を構築して主要NEを探し出せる
  5. ECを定式化できる
  6. EC解消テーブルを活用できる
●認定根拠: 口頭または筆記による試験

●推奨トレーニング時間数: 12~24時間

http://www.matriz.org/usr_files/file/eng/Appendix%201_Knowledge%20Standard%20on%201-3%20levels.doc

2010年6月4日金曜日

パイプ

 ある世界屈指の半導体企業であるI社の製造工場のシニア・エンジニアからボストンにある購買部に以下のような緊急連絡が入りました:
  • 排気装置のパイプに関して問題をかかえている
  • 年に4回、すべてのパイプを交換する必要がある
  • 毎年、2マイル分のパイプを買うことになってしまう
 たまたま、 根本原因分析(Root-Cause Analysis: RCA)のコースを修了したての若いエンジニアがその会話を耳にし、パイプに関連したこの問題に対して自分の知識を活用してみることにしました。

 彼の分析結果は下図のようなものでした:

2010年6月3日木曜日

プロジェクトの生成と解決のための価値革新ロードマップ

 新システムの設計または既存システムの改良・改善を目指す発明的問題解決理論TRIZにおけるプロジェクトの生成と解決のための価値革新ロードマップには、大きな構成要素として以下の二つの部が含まれています:
  1. デバイス / プロセス分析および問題記述
  2. 問題解決 – コンセプト開拓
 前半の「デバイス / プロセス分析および問題記述」では、プロジェクト・シナリオに対して以下のモジュールを適用し、後半で解決の対象とする問題を選択します:
  • RCAモジュール
    • 根本原因分析
  • VMモジュール
    • ハイブリッドシステム設計
    • デバイス/プロセス機能分析
    • トリミング
  • FMEAモジュール
    • 故障モード影響解析
 後半の「問題解決 – コンセプト開拓」では、選択された問題に対して以下のモジュールを適用し、コンセプトを創出します:
  • TRIZモジュール
    • ARIZ-85C - 第1部: 初期状況分析
    • ARIZ-85C - 第2部: 問題モデル分析
    • ARIZ-85C - 第3部: 究極解と物理的矛盾の決定
    • 特許集合
    • 標準解法システム
    • 発明原理・分離原理
    • 科学効果
 創出されたコンセプトを評価して選択し、それらの開拓および実装を行います。
 

2010年6月2日水曜日

自動車の出力

 プロジェクトの対象としてのシステムは顧客、上位システム、使用環境、製造技術などの要求を満たすために変えられるべきです。
  • 発達システムの出力で何が変わるべきかがすぐにはっきりします。プロジェクトの次の段階、即ち、要求される出力を作り出すためにシステムがどのように変えられるべきか、に進む準備ができます。
  • これは、システムの構成要素やそれらの作用を適切に変えることにより達成できるかも知れません。システムの構成要素およびそれらの作用をシステムの下位システムと呼びます。これらが問題の主要な源です。

2010年6月1日火曜日

国際TRIZ認定の各レベルの内容

●レベル1: 通常、一週間のトレーニングと終了時に認定テストを行います。

 レベル1には以下の項目における知識と実践能力が要求されます:

- TRIZパラダイム
- TRIZの起源とアプローチ法
- 問題のモデル化と工学的矛盾
- アルトシューラーのマトリックス
- 発明原理
- 物理的矛盾としての問題のモデル化
- 物理的矛盾解決のアルゴリズム(分離、満足、迂回)
- 物質-場モデルと物質-場分析の概論
- 工学システム進化トレンドの概論
- 装置の機能分析
- 装置のトリミングに対する規則

●レベル2: 更に一週間のトレーニングと終了時には更なる認定テストを行います。

 レベル2には以下の項目における知識と実践能力が要求されます:

- 物質-場分析と標準発明解法システム(5クラスすべてに対する完全な知識)
- 代替システム設計: 直接転用、“混合”、特徴転用
- ARIZ(平均的なレベル)
- 実践的Sカーブ分析(指標、各段階におけるアドバイス)
- 技術プロセスの機能分析とトリミングの概論
- 創造的想像性開発の概論

●レベル3はTRIZトレーニングの “教育的な” 最終レベルであり、このレベルを修了することは大学を卒業することに似ています - すなわち、多くの知識と少しだけの経験。

 レベル3には以下の項目における知識と実践能力が要求されます:

- ARIZ - 熟知と深い知識、専門的な活用能力
- 工学システム進化トレンド - 全詳細: サブトレンド、各トレンドに対するメカニズムと分析ツール
- 故障予測分析(別名: 事前故障診断)
- TRIZに基づく長期予測
- クローン問題
- スーパー・イフェクト

●レベル4(TRIZ専門家)は専門的レベルの第一段階です。この認定にはMATRIZ(国際TRIZ協会)理事会の表決が必要となり、志願者はTRIZの全知識を身につけている(すなわち、レベル3の要求を満たしている)必要があり、更にコンサルティング/発明における豊富な経験が求められます。ここでは、コンファレンスに参加し、特許を取得し、プロジェクト(工学的問題に対する解答)を完遂することなどが要求されます。申請には、専用の関係書類を記入してMATRIZ理事会に提出する必要があります。必要な関係書類には2人のTRIZマスター(現在、69名が認定を受けている)からの人物証明書も含まれています。

●そして、最終的にレベル5 - TRIZマスターがあります。

 主な要件と基準は以下の通りです:

- TRIZにおける発展(TRIZの新たなツール、アルゴリズムなど)およびそれに関する論文
- この論文に対する学術的な指導教官と二人の異議申立人(通常、MATRIZ資格認定委員会に指名されたTRIZマスター)を必要とします

http://www.cocatalyst.com/blog/index.php/category/triz-training/