2013年3月9日土曜日

スーパー空洞魚雷


●上位システムレベルパラメーター値変更による常識からかけ離れた空想的な考えや状況の創出
1.     システムの周りから上位システム要素をひとつ選びます。
2.     選んだ上位システム要素に対するパラメーターの一覧を作成します。
3.     好きなパラメーターを選び、現在の値を大きく増大または減少させます。変更したパラメーター値を用いた上位システム要素を描き出します。これが、常識からかけ離れた新たな空想的アイデアとなります。
4.     変更した上位システムのなかに元のシステムを置くことにより、多くの矛盾や問題を抱えた新たな空想的状況を創り出します。SF小説向けの新たな構想を創り上げるのに似ていますが、これはシステム進化における次の段階ともなり得ます。

: スーパー空洞魚雷
1. スーパー空洞魚雷の上位システム要素として「空気」を選びます。
2. 空気」に対するパラメーターの一覧を作成します:
·   密度
·   圧力
3. 好きなパラメーターとしてスーパー空洞魚雷の周りの空気の「密度」を選び、
これを現在の値である「空気密度」から「真空密度」へ大幅に減少させます。
 この結果、空気摩擦抵抗が真空摩擦抵抗に変わります。
4. 新たな空想的状況: 真空ミサイル
 飛行体の先端部分へ燃料を送って点火すると、空気が燃焼して無くなるので飛行抵抗を及ぼさなくなり、飛行体を低圧領域で囲むことができます。
この結果、飛行体は、ある種の真空空洞内を進むことになるので速度が飛躍的に伸びます。
飛行体の周りの空間を空気から真空に変更


出典: TRIZ Technology for Innovation ( http://www.trizsolution.com )

2013年3月8日金曜日

魚雷

●上位システムレベルパラメーター値変更による常識からかけ離れた空想的な考えや状況の創出
1.     システムの周りから上位システム要素をひとつ選びます。
2.    選んだ上位システム要素に対するパラメーターの一覧を作成します。
3.     好きなパラメーターを選び、現在の値を大きく増大または減少させます。変更したパラメーター値を用いた上位システム要素を描き出します。これが、常識からかけ離れた新たな空想的アイデアとなります。
4.     変更した上位システムのなかに元のシステムを置くことにより、多くの矛盾や問題を抱えた新たな空想的状況を創り出します。SF小説用の新たな構想を創り上げるのに似ていますが、これはシステム進化における次の段階ともなり得ます。

魚雷
1. 魚雷の上位システム要素として「水」を選びます。
2. 「水」に対するパラメーターの一覧を作成します:
·   浮力
·   密度
·   圧力
·   表面張力
·   粘度
·   ぬれ角
3. 好きなパラメーターとして魚雷の周りの水の「密度」を選び、
 これを現在の値である「水密度」から「空気密度」に大きく減少させます:
この結果、水摩擦抵抗が空気摩擦抵抗に変わります。
4. 新たな空想的状況: スーパー空洞魚雷
 スーパー空洞魚雷の機首にはガスノズルが取り付けてあり、海中の高速進行時にはここから水蒸気膜を放出し続けます。このガス気泡におおわれた魚雷表面は水と直接接触しないので、抵抗や摩擦をほとんど受けることなく水中を進めます。強力な固体燃料ロケットエンジンを搭載することにより、従来の魚雷の4倍以上である時速360キロ超に達します。
魚雷の作動空間を水から空気に変更


出典: TRIZ Technology for Innovation ( http://www.trizsolution.com )

2013年3月7日木曜日

三匹の子蛇


●与えられた情報がすべて確かであるという思い込み

例題: 三匹の子蛇
 まっすぐな線上を同じ向きと速度で3匹の子蛇がはっています。
まっすぐな線上をはう三匹の子蛇(子蛇123)

 子蛇1が言いました
 「僕は1匹目で、僕の後ろに2匹の子蛇がはっている」
子蛇1が言ったこと

 子蛇2が言いました
 「僕は2匹目で、僕の前後にそれぞれ1匹の子蛇がはっている」
子蛇2が言ったこと

 子蛇3が言いました
 「僕は3匹目で、僕の前後にそれぞれ2匹の子蛇がはっている」
子蛇3が言ったこと

 どうしたらこのようなことがおこり得るでしょうか?

 与えられた情報はすべて確かなのでしょうか? 誤った情報が問題解決に対する大きな障壁になってしまうことがよくあります。また、問題解決に臨む人のなかには、提示されたものを何でも鵜呑みにしてしまう人もいます。

 上記の例題に対する解答はさほど難しくありません:

 子蛇3が嘘をついている」です!


出典: TRIZ Technology for Innovation ( http://www.trizsolution.com )

2013年3月6日水曜日


●特定の表現に対する思い込み
例題: 
 著名なノーベル物理学賞受賞者のピョートル・カピッツァ(Pyotr Leonidovich Kapitsa、ロシア語表記:Пётр Леонидович Капица)とレフ・ダヴィドヴィッチ・ランダウ(Lev Davidovich Landau、ロシア語表記:Ле́в Дави́дович Ланда́у)は以下のような出題をしたことがあります:
「フライパンをロープで尻尾に結びつけられた犬は如何なる速度で走った時にガタ音を立てないか?」
犬は走っているのだから速度はゼロより大

 問題解決に臨む人のなかには、データの許容範囲に関する心理的惰性に陥ってしまう方もいます。このような人が上記の例題に直面した場合、実際にはそのような制約が無いのに、犬が動いていなければいけないという暗示を自分自身にかけてしまうことがあります。

 正解は「速度ゼロ」です。
犬は座っているので速度はゼロ


出典: TRIZ Technology for Innovation ( http://www.trizsolution.com )


2013年3月5日火曜日

ドア


●システムの制御性/柔軟性向上の法則(柔軟性の法則)
 システムの進化は、制御性の向上、剛構造から柔構造、固定パラメーターから可変パラメーターに向かって進みます。剛性要素から成るシステムは動作条件の変化についていけないので、もっと柔軟でダイナミックにする必要があります。剛構造にジョイントが導入され、その数がさらに増え、柔軟なシステムへ推移していきます。システム要素を分子または場のレベルで導入した場合に最大の柔軟性が得られます。

 剛構造から柔構造へ推移するトレンドを下図に示します:
剛構造から柔構造へ推移するトレンド
例: ドア
片開きの一枚戸からさまざまな柔構造への推移


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2013年3月4日月曜日

光学式キーボード


  • 物質のマクロ状態からミクロ状態への推移を利用することによって同じ機能を果たすシステムは、より小さくなり、理想形に近づきます。進化しても大きさが変わらないシステムもありますが、このような場合には、より多くの機能がより高い品質で達成されたり、生産性が向上したり、エネルギー消費量が低減したりしています。


例: 光学式キーボード
 光学式キーボードは、従来のキーボードと同じ機能を果たしますが、よりコンパクトです。
通常のキーボード(左図)と同一機能を果たす光学式キーボード(右図)


出典: TRIZ Technology for Innovation ( http://www.trizsolution.com )

2013年3月3日日曜日

車両の駆動部


●ミクロレベル推移の法則
 この法則は、システムが一般的に、その構成要素を分解する方向、特に作動部を分解する方向に進化していくことをうたっています。この法則には2つの主要な考え方が含まれます:
  • 物質がマクロ状態からミクロ状態へ推移することによってパラメーターをより効果的で柔軟に制御できるようになります
物質がマクロ状態からミクロ状態へ推移するトレンド

例: 車両の駆動部
輸送手段の車輪や駆動部におけるモノリス状態から電磁界状態への推移


出典: TRIZ Technology for Innovation ( http://www.trizsolution.com )