創造性が現れだす年齢はその種類により異なり、音楽→造形美術→詩→メカ発明→科学的想像の順に高くなります。
●音楽
モーツァルト(3歳)、メンデルスゾーン(5歳)、ハイドン(4歳)、ヘンデル(12歳)、ウェーバー(12歳)、シューベルト(11歳)、ケルビーニ(13歳)
ベートーベン、ワーグナーなど遅咲きの人はずっと少ない
●造形美術
ジオット(10歳)、ファン・ダイク(10歳)、ラファエル(8歳)、グェルチーノ(8歳)、グルーズ(8歳)、ミケランジェロ(13歳)、デューラー(15歳)、ベルニーニ(12歳)
ルーベンス、ヨルダーンスも早熟
●詩
チャタートン(16歳)、シラー(16歳)、バイロン(16歳)
●メカ発明
ポンスレ(9歳)、フレネル(9歳)
一般的には、もっと高い年齢
●科学的想像
20歳以降
パスカル、ニュートン、ライプニッツ、ガウス、オーギュスト・コントなどの数学者は例外
・出典: "Essai sur l'imagination créatrice" (1900)
2009年11月25日水曜日
2009年11月17日火曜日
創造性と年齢の関係
フランスの心理学者Théodule-Armand Ribotは、人の創造的想像のピークが14~16歳にあることを示しました。それから約100年後の現在までに、このピークは10~12歳へと、より低い年齢へ移動してきました。
なぜこうなったのかは明らかです。
雑誌、本、テレビ、インターネットなどにより誰もが情報にアクセスできるようになったのですが、一般に得られる情報は、標準的な状況や問題に対する標準的な解決策しか与えてくれないのです。何も考えなくても、ボタンひとつで答えを得られはしますが、標準から少しでもそれたものには手も足も出なくなってしまうのです。このようにして自分自身で新たに考えるという習慣が減るにつれ、創造性も衰えていってしまうのです。
これではまずいということで、日本でも先進的な企業のいくつかでは、新人の段階から創造性教育を取り入れ、学生時代まで低下しつつあった創造性を回復しようとしています(上のグラフの破線部分)。これはこれで確かに必要な活動ではありますが、この時点で「回復」させるのではなく、「更に向上」させることができれば、より好ましいと言えましょう。
生涯を通じて創造性を維持向上させていくためには、遅くとも、創造性のピークに達すると言われる10~12歳の段階までに、そのための教育を取り入れていくことが必要であると思います。
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