ジブラルタル海峡にかけるほどの長さになると、橋塔間を結ぶケーブルで道路の重量を支えるつり橋の場合、たわんでゆき、ついには落ちてしまいます:
ケーブルと道路を直接結ぶ斜張橋の場合、これだけの長さの道路を支えるためには非現実的な高さの橋塔が必要になります:
ジブラルタル橋の設計者は両方の技法を使うことを考えました。
ジブラルタル橋のデザインでは、4.5マイルの梁間のうち、内側の3 マイルは橋塔の両側に付けた対角支柱を結ぶつりケーブルで支え、残りの1.5マイルは斜張技法で支えようというのです。
これにより、つり橋と斜張橋 の技術が一体化されます。
ジブラルタル橋は、既存のつり橋と斜張橋という二種類の橋の基本的な考え方を併せ持つ新たな “ハイブリッド” つり橋と言えましょう。
2010年7月9日金曜日
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とても魅力的な記事でした。
返信削除また遊びに来ます!!
気に入っていただき、幸いです。
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