TRIZ適用プロセスのレベル4のテーマは、
「いかにして全ての矛盾を体系的に導き出すか」
ということと関わっています。
適用プロセスのレベル3で説明しましたPTCモデルは、一つの問題に対して3~6個位存在します。
できるだけ全ての矛盾を見つけ出すこと、それが肝心です。
現代のTRIZでは常に、矛盾を導き出すことが核心にありました。
コンピュータプログラムを活用する人もあれば、根本原因分析を発展させた Cause Effect Chain Analysisを適用したりする人もいます。
しかし、根本原因分析を発展させた Cause Effect Chain Analysis には、根本的な弱点があります。
根本原因分析(Root Cause Analysis - RCA)では、根本的な原因を見つけてからそれを解消しなければなりませんが、それを解消できない理由も存在するために、そこで矛盾を抽出することが Cause Effect Chain Analysisの核心となります。
しかし、実際の問題では、一つの問題から様々な矛盾を抽出することができます。
より正確に言うと、多数のPTCモデリングを抽出することができるのです。
従って、Cause Effect Chain Analysisの弱点が見えてくるようになります。
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