2011年10月2日日曜日

PTCモデリング [18/19]    モダンTRIZ、TRIZプロセス レベル4 ①

 今回は19枚目の「スライド18」です:
   TRIZ適用プロセスのレベル4のテーマは、

「いかにして全ての矛盾を体系的に導き出すか」

ということと関わっています。
 
 適用プロセスのレベル3で説明しましたPTCモデルは、一つの問題に対して3~6個位存在します。
 できるだけ全ての矛盾を見つけ出すこと、それが肝心です。
現代のTRIZでは常に、矛盾を導き出すことが核心にありました。
 コンピュータプログラムを活用する人もあれば、根本原因分析を発展させた Cause Effect Chain Analysisを適用したりする人もいます。
 しかし、根本原因分析を発展させた Cause Effect Chain Analysis には、根本的な弱点があります。
 根本原因分析(Root Cause Analysis - RCAでは、根本的な原因を見つけてからそれを解消しなければなりませんが、それを解消できない理由も存在するために、そこで矛盾を抽出することが Cause Effect Chain Analysisの核心となります。
 しかし、実際の問題では、一つの問題から様々な矛盾を抽出することができます。
 より正確に言うと、多数のPTCモデリングを抽出することができるのです。
 従って、Cause Effect Chain Analysisの弱点が見えてくるようになります。

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