今回は20枚目の最後の「スライド19」です:
ここでご説明する Problem Chain Analysis(PCA)は、一つの問題から抽出可能な全ての矛盾関係、即ち、PTCモデリングを見つけ出す方法です。
このPCAは、既に2003年に、ヴァシリ・レニアシンと一緒にTRIZジャーナル上で発表した Harmful Machine Theoryに基づいています。
根本的な原因を見つけて解消しようというRCAや Cause Effect Chain Analysisの概念から発展し、根本的な原因を断つ方法を研究したのです。
このような遮断は、あらゆる問題の連鎖ごとに行われてもよいので、全ての矛盾関係が抽出されます。
このようにして抽出された矛盾関係に対しては、PTCモデリングを介して自然に解決策の方向を提示することができます。
PCAを介して導き出された全ての解決策の方向は、既に試みられてきたアイデア、現在進めている方向、それまでは考えられなかったアイデアなどに分類することができます。
この中でも特に、それまでは考えられなかった方向のPTCモデリングを選んで各種TRIZ技法を集中的に適用してみた場合に、良い成果を上げることができました。
PCA分析に関する具体的な説明は、時間の関係上、次の機会に譲ることといたします。
TRIZ適用プロセスのレベル5は、PTCモデリングとPCA分析を含むあらゆる問題に対して適用できるプロセスであるので、今後も更に発展さてゆくべきであると考えます。
2011年10月3日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿