2013年2月1日金曜日

水上スキーヤーの飛距離測定


●標準解法4.5.1. 測定可能な二重または多重のシステム
 任意の発達段階の測定システムの効率は、他のシステムと統合して更に複雑な二重または多重のシステムを形成することにより改善することができる
プロダクト(S2)のパラメーターの測定効率は
ツール(S1)やプロダクト(S2)を単一システムから二重または多重のシステムへ移行することにより改善可能

: 水上スキーヤーの飛距離測定
 水上スキーヤーが着水した瞬間から着水音が踏切位置のマイクに届くまでに要する時間と空気中での音速の積により飛距離を測定するが、目視による着水時間判定では精度が低い
水上スキーの飛距離測定に対する物質-場モデル
 … 必ずしも正確な測定システムとは言えず、誤差を生じる可能性がある

 空気中と水中での音の伝搬時間の差を測定すれば事足ります。水中にもマイクを設置すれば、水中マイクと空中マイクに音が到達する時間差から飛距離が自動算出できます。さらに信頼性を高めるためには、指向性マイクと(踏切時のノイズをカットする)ノイズフィルタを使用します
単一マイクのシステム(S1)から、空気中と水中での音の伝搬時間差をもとに飛距離を自動算出可能な二重マイクのシステム(S1’, S1’’)への移行


出典: TRIZ Technology for Innovation ( http://www.trizsolution.com )

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