2010年3月9日火曜日

時間による分離

 まず、物理的矛盾を空間で分離してみましょう。

・分離原理「時間による分離」

 正反対の要求を時間によって分離しようという概念です。

 システムやプロセスが相反する要求を満足させたり、相反する機能を実行したり、相反する条件のもとで動作しなければならない場合には、相反する要求や機能や動作が異なる時間に実施されるようにシステムを運用してみましょう。

 「時間による分離」の概念は「動作時間」という考え方に基づいています。
 正反対の要求がそれぞれいつ必要とされているのかを明確化して、以下のことを考えてみます:
 「A」という特性は常に必要とされているのか、それとも特定の時間にだけあればよいのか?
 もし、「A」という特性が常に必要とされているのでなければ、時間で分割してみましょう(下図)。

●例「物差し」

  大きなものを測る場合のことを考えると、物差しは長いほうが便利です(下図)。
でも、持ち運びには不便ですね。
 どうすれば楽に持ち運ぶことができるでしょうか?










http://www.monotaro.com/p/0679/0052/

「長い」という特性は常に必要とされているのではなく、計測時にあればよいだけです。
したがって、時間で分割し、計測時以外は長くないように変えてしまいましょう(下図)。

  少し柔軟性を持たせて巻尺にしてしまえば、かさばらずに持ち運べますね(下図)。






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University of Florence (Italy) www.dmti.unifi.it

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