2010年10月19日火曜日

Genrich S. Altshuller

 Isak Buhkmanは1974年に価値工学(Value Engineering - VE)を学んで使い始めましたが、VEには問題解決手法が何ら備わってなく、ブレインストーミング、形態学的分析、創造工学などの試行錯誤法の使用が勧められていました。Isakは数年間、VEのプロジェクトにおいて問題解決に役立つより効果的な手法を探し続け、1977年にたまたまある出版物でTRIZについて言及されているのを目に留めました。彼は、(ラトビア共和国の首都)リガでTRIZのことを知っている何人かのエンジニアを見つけて彼らから学びましたが、彼の仕事には不充分でした。彼は、Genrich Altshullerに直接手紙を出し、TRIZを学びたいことを伝え、生徒となりました。Altshuller氏はIsakにTRIZの知識レベルを尋ね、すぐさま、大量の教材を送りました。Isakは彼に弟子入りし、そしてそのうち、彼のチームのメンバーとなりました。Altshuller氏はIsakのためにこれらをすべて無償で行いました。
 Altshuller氏はIsakのあらゆる質問に答え、辛抱強く大変気を配りながらTRIZ を通して導いていきました。Isakは、Altshuller氏にとってもともと見ず知らずの他人であり、彼は他の人達から際立とうとしてTRIZに取り組んだのでした。1981年にAltshuller氏はキシニョフで開催される予定の大きなTRIZのセミナーで見習いにならないかとIsakを誘い、その機会にIsakはAltshuller氏本人に初めて直接会うことができました。これは、彼のTRIZ人生における大切な瞬間となりました(前列右がIsak):
 その後、リガに戻ると間もなく、Isakは多くの聴衆を対象に初めてのTRIZ講義を行いました。彼の初めてのTRIZのトレーニングやプロジェクト・ワークショップは後に続きました。この間、Altshuller氏は彼がラトビア共和国でTRIZ学校を組織するのを手伝ってくれました。

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