2010年12月4日土曜日

ドップラー効果(Doppler Effect)

● 説明
 ドップラー効果(ドップラーこうか)とは、音波光波電波など)の発生源(音源・光源など)と観測者との相対的な速度によって、波の周波数が異なって観測される現象のこと。発生源が近付く場合には波の振動が詰められて周波数が高くなり、逆に遠ざかる場合は振動が伸ばされて低くなる。
例えば、救急車などが通り過ぎる際、近付くときにはサイレンの音が高く聞こえ、遠ざかる時には低く聞こえるのはこの現象によるものである。
音についてのこの現象は古くから知られていたが、オーストリアの物理学者、クリスチャン・ドップラーが速度と周波数の間の数学的な関係式を1842年に見出し、オランダ人の化学者・気象学者であるクリストフ・ボイス・バロットChristophorus Buys-Ballot、1817年10月10日-1890年2月3日)が、1845年オランダユトレヒトで、列車に乗ったトランペット奏者Gの音を吹き続け、それを絶対音感を持った音楽家が聞いて音程が変化する事で証明した。。

● 現象例(通過する救急車のサイレン音の変化)

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