2009年11月25日水曜日

各種の創造性と年齢の関係

 創造性が現れだす年齢はその種類により異なり、音楽→造形美術→詩→メカ発明→科学的想像の順に高くなります。

●音楽
  モーツァルト(3歳)、メンデルスゾーン(5歳)、ハイドン(4歳)、ヘンデル(12歳)、ウェーバー(12歳)、シューベルト(11歳)、ケルビーニ(13歳)
  ベートーベン、ワーグナーなど遅咲きの人はずっと少ない

●造形美術
  ジオット(10歳)、ファン・ダイク(10歳)、ラファエル(8歳)、グェルチーノ(8歳)、グルーズ(8歳)、ミケランジェロ(13歳)、デューラー(15歳)、ベルニーニ(12歳)
  ルーベンス、ヨルダーンスも早熟

●詩
  チャタートン(16歳)、シラー(16歳)、バイロン(16歳)

●メカ発明
  ポンスレ(9歳)、フレネル(9歳)
  一般的には、もっと高い年齢

●科学的想像
  20歳以降
  パスカル、ニュートン、ライプニッツ、ガウス、オーギュスト・コントなどの数学者は例外


・出典: "Essai sur l'imagination créatrice" (1900)

2009年11月24日火曜日

ソフトウェアシステム

 ソフトウェアシステムに対する典型的な進化ポテンシャルのレーダー図です:



















自由度の増大:           2/4(1D)
接続:                 1/3(固定された要素間のリンク)
可動性の向上:           1/3(非可動システム)
単一 - 二重 - 多重(類似物):  1/4(差異の増大)
単一 - 二重 - 多重(多様物):  1/4(単一システム)
単一 - 二重 - 多重(類似物):  1/4(単一システム)
分割:                 2/3(粗い分割)
人間の関与の減少:        2/4(半自動ソフトウェアとユーザ)
制御性:               2/5(フィードバックの付加)
作用の調整:            2/3(部分的に調整された作用)
ソフトウェア設計プロセス:     3/4(複数プロセス)
非線形性:              1/3(線形として考えたシステム)
設計の観点:            1/4(1つの操作点)
非対称性の強化:         1/3(対称的なシステム)

進化状態:       42.98%
未開拓ポテンシャル: 57.02%


出典: "TRIZ For Software?"
    (http://www.triz-journal.com/archives/2004/10/04.pdf

2009年11月23日月曜日

2009.11.23 四谷SRR&ペア

Section A Team #8
Session 1: ペア +182MP(4/16位)
Session 2: ペア -97IMP(12/16位)
Overall : ペア +85IMP(4/16位)、Team 112VP(3/8位) [Av. 105VP + 7VP]

http://www.fitsys.jp/JtosResultPage/WrpMultiRanking.aspx?CC=3EC001&TC=3EC00109112300&Id=0
http://www.fitsys.jp/JtosResultPage/WrpMultiRanking.aspx?CC=3EC001&TC=3EC00109112300&Id=1
 
Session 2
Board: 3
Dealer: South
Vul: E-W

E
S: AQ10865
H: AJ72
D: 2
C: 72

  N  E  S  W
      1D 1H
3C* ?

(*): fit jump

Q1. Eのビットは?

-------------------

 N    E   S W
        1D 1H
3C* 3H  4D  P
4S

Q2. Eのビットは?

-------------------

 N   E  S  W
       1D 1H
3C* 3H  4D  P
4S   X  5D  P
 P    ?

Q3. Eのビットは?

-------------------


 N   E   S  W
       1D 1H
3C* 3H  4D P
4S   X  5D  P
 P   5H  P   P
6D   ?

Q4. Eのビットは?

http://www.fitsys.jp/JtosResultPage/WrpTrvText.aspx?CC=3EC001&TC=3EC00109112300&Id=4

2009年11月22日日曜日

ホソクビゴミムシの防御機構

 コホソクビゴミムシ(Brachinus stenoderus、ホソクビゴミムシ科)です:



















http://www.k3.dion.ne.jp/~gecko/zukan/photo/02a/kohosokubigomimusi.htm

 ホソクビゴミムシの防御機構に対する進化ポテンシャルのレーダー図です:





















リズムの調整:            2/4(周期的作用)
作用の調整:            3/4(完全に調整された作用)
幾何学的進化(体積的):    3/4(軸対称構造)
幾何学的進化(線的):      2/4(一次元の線)
非対称性の強化:         1/3(対称的なシステム)
オブジェクトの分割:       1/8(単一の固体)
表面の分割:            3/4(三次元的に粗くした表面)
空間の分割:            2/5(中空構造)
適応型材料(賢い材料):    1/4(パッシブな材料)
可動性の向上:          3/5(全面柔軟システム)
制御性:               4/5(前送り)
透明性の増大:           1/4(不透明)
色彩の利用の向上:       1/4(色の使用無し)
諸感覚の利用の向上:      1/4(一つの感覚)
単一 - 二重 - 多重(類似物): 2/4(二重システム)
単一 - 二重 - 多重(多様物): 2/4(二重システム)

進化状態:       46.61%
未開拓ポテンシャル: 53.39%


出典: "Beetles, Chains And Radar Plots"
    (http://www.triz-journal.com/archives/2004/03/2004-03-07.pdf

2009年11月21日土曜日

ビジネスシステム

 仮想的なビジネスシステムに対する進化ポテンシャルのレーダー図です:




















顧客の期待:            1/5(商品)
分割:                 2/5(部分的に分割された構造)
制御性:                1/4(直接制御)
寸法の増加:             1/4(点)
人間の関与の減少:        2/6(人間+ツール)
リズムの調整:           1/4(連続的作用)
作用の調整:            1/4(休止期間に異なる作用)
可動性の向上:          1/3(剛体系)
単一 - 二重 - 多重(類似物): 2/4(二重システム)
単一 - 二重 - 多重(多様物): 1/4(単一システム)
勝者の独り占め:         1/2(エクストリーム)
感覚の相互作用:         2/4(密度の減少)
知識:                3/4(粒子状固体)

進化状態:       42.31%
未開拓ポテンシャル: 57.69%


出典: "Evolutionary-Potential™ in Technical and Business Systems"
    (http://www.triz-journal.com/archives/2002/06/f/index.htm

2009年11月20日金曜日

熱可塑性ナイロン合成繊維

DuPont社に認可された米国特許4,174,358の熱可塑性ナイロン合成繊維に対する進化ポテンシャルのレーダー図です:



















作用の調整:              4/4(休止期間に異なる作用)
幾何学的進化(体積的):      4/4(完全三次元構造)
幾何学的進化(線的):        4/4(三次元の表面)
境界の除去:              1/3(多数の境界)
非対称性の強化:           2/3(部分的な非対称性)
マクロからナノスケールへの進化: 5/6(ピコ)
密度の減少:              4/7(密度の減少)
オブジェクトの分割:          3/8(粒子状固体)
表面の分割:               1/4(滑らかな表面)
空間の分割:               1/5(中実)
適応型材料(賢い材料):       1/4(パッシブな材料)
非線形性:                2/3(非線形性の部分的考慮)
網目とファイバー:           1/4(均質なシート構造)
単一二重多重(差異の増大):   2/4(偏った特性)
可動性の向上:             3/5(全面柔軟システム)
トリミング:                 1/4(色の使用無し)複雑なシステム
制御性:                 2/5(フィードバックの付加)
色彩の利用の向上:          1/4(色の使用無し)
単一 - 二重 - 多重(類似物):   4/4(多重システム)
単一 - 二重 - 多重(多様物):   4/4(多重システム)
リズムの調整:             1/4(連続的作用)

進化状態:       55.46%
未開拓ポテンシャル: 44.54%


出典: "Evolutionary-Potential™ in Technical and Business Systems"
    (http://www.triz-journal.com/archives/2002/06/f/index.htm

2009年11月19日木曜日

「第16回 品質機能展開シンポジウム」のご案内

●テーマ: 品質保証の新たなる時代への挑戦 ― QFD, TRIZ, TMの融合を目指して

●開催期間: 2009年11月26日(木)~27日(金)
●会場: 日本科学技術連盟 本部ビル 3号館2階講堂
     (東京都渋谷区千駄ヶ谷5-10-11)
●主催: (財)日本科学技術連盟
●協賛: (社)日本自動車部品工業会、NPO法人 日本TRIZ協会

●プログラム:

11月26日(木)
14:00~15:30  チュートリアル1「タグチメソッド入門」
 〔Hamada Quality Solution 浜田和孝 氏〕
15:30~15:45 休憩
15:45~17:15 チュートリアル2「TRIZ入門」
 〔㈱創造性工学研究所 代表取締役・TRIZシニアコンサルタント 三原祐治 氏〕

11月27日(金)
09:30~09:40 事務連絡
09:40~09:55 オリエンテーション:
 〔QFDシンポジウム運営小委員会委員長/山梨大学 教授 新藤久和 氏〕
09:55~10:00 休憩
10:00~11:00 特別講演:
           「課題設定の重要性と逆演算発想法 ―創造学と失敗学の応用― 」
 〔東京大学大学院 工学系研究科社会連携講座 特任教授 濱口哲也 氏〕
11:00~11:05 休憩
11:05~11:40 セッション1 QFD関係
 〔東レ㈱ 製品安全・品質保証企画室 鴫 和雄 氏〕
11:40~12:15 セッション2 TRIZ関係
 〔㈱アイデア シニアコンサルタント 井坂義治 氏〕
12:15~13:30 昼食休憩
13:30~14:05 セッション3 タグチメソッド関係
 〔マツダ㈱ 技術研究所 シニア テクニカル スペシャリスト 内田博志 氏〕
14:05~14:10 休憩
14:10~16:30 パネルディスカッション:
           「品質保証のためのQFD,TRIZ,タグチメソッド手法の融合」
 パネルリーダー: 玉川大学 経営学部 国際経営学科 教授 大藤 正 氏
 パネリスト: 神戸学院大学 経営学部 教授 今野 勤 氏
      ㈱日立製作所 モノづくり技術事業部 主管技師 寒河江勝彦 氏
      ㈱創造性工学研究所 代表取締役・TRIZシニアコンサルタント 三原祐治 氏
16:30~16:40 事務連絡

 詳細は下記URLを参照してください:
http://www.juse.or.jp/tqm/61/

2009年11月18日水曜日

「第1回イスラエルTRIZコンファレンス」のご案内

●日時: 2009年11月23日(月) 9:00~18:15
●場所: Holon Institute of Technology, 52 Golomb St., Holon, Science building #8, Auditorium 400(イスラエルのホロン市)
●内容: 1. TRIZの理論と手法 2. 産業におけるTRIZ
●申込: FAXで03-502-6729(イスラエル)

●プログラム:

09:00~09:20 Opening session greetings and agenda
           Conference chairman, Dr. Sara Greenberg, TRIZ and Systematic Innovation, HIT
           Greetings: Dr. Sergei Ikovenko, VP MATRIZ
                   Prof. Gideon Langholz, President, HIT
                   Prof. Gady Golan, Dean of the Faculty of Engineering, HIT

・Morning session: TRIZ Theory and Methodology - Part 1
 Session chairman: Prof. Uri Liberman, Vice President - Academic, HIT
           Lecture Title | Speaker | Affiliation
09:20~10:50 The TRIZ Overview and Global Experience | Isak Bukhman | VP of Altshuller Institute, Master of TRIZ
11:15~10:50 Industrial Mathematics and Systematic Inventive Thinking | Adir Pridor | President and CEO, Industrial Mathematics Ltd.

11:25~11:15 Coffee break

・Morning session: TRIZ Theory and Methodology - Part 2
 Session chairman: Prof. Gady Golan, Dean of the Faculty of Engineering, HIT
           Lecture | Speaker | TitleAffiliation
11:40~11:25 Inventive thinking: Who and when? | Prof. Shulamith Kreitler | Department of Psychology, Tel-Aviv University  
11:40~12:05 Biomimicry Technology and TRIZ | Dr. Sara Greenberg | TRIZ and Systematic Innovation, HIT  
12:05~12:30 Organization Vision & Targets as a Cause of Failure and Ways to overcome it With TRIZ | Ido Lapidot | Systematic Innovation, TRIZ leader, Intel 
12:30~12:55 Customer Needs Identification with Modern TRIZ Tools | Dr. Anatoly Agulyansky | Senior Integration Engineer, Intel 

12:55~14:00 Lunch break

・Afternoon session: TRIZ in Industry - Part 1
 Session chairman: Amir Roggel, Systematic Innovation TRIZ leader, Intel. MATRIZ board member
           Lecture Title | Speaker | Affiliation
14:00~14:25 From Science to Industry – Personal Experience | Prof. Gady Golan | Dean of the Faculty of Engineering, HIT 
14:25~15:25 TRIZ: Value Innovations Roadmap for Projects Creation & Problem Solving | Isak Bukhman | VP of Altshuller Institute, Master of TRIZ

15:25~15:35 Coffee break

           Lecture Title | Speaker | Affiliation
15:35~16:00 Intel TRIZ story | Amir Roggel | Systematic Innovation TRIZ leader, Intel
16:00~16:25 The Secret of ARIZ - Removing Production Line Constrain Example | Eli Youker | Process and Equipment Engineer, Intel
16:25~16:50 Reduce R&D to Production Transfer Risk by Reverse TRIZ Semantic Analysis | Alex Talalyevsky | Manufacturing and Development Engineer, Intel

・Afternoon session: TRIZ & what's next? – Part 2
 Session chairman: Dr. Sara Greenberg, TRIZ and Systematic Innovation, HIT
           Lecture Title | Speaker | Affiliation
16:50~17:15 Creativity and Education | Prof. Yuli Tamir | Member of Parliament, Israel
17:15~17:40 Development of TRIZ in Israel | Vladimir Petrov | ITA President, Master of TRIZ
17:40~18:05 The Development of Novel Bone Cement for Treatment of Vertebrae Compression Fractures (VCF) | Ronen Shavit | R&D Engineer, NMB

18:05~18:15 Conference Summary and Closing Notes
           Dr. Sara Greenberg, TRIZ and systematic innovation, HIT

2009年11月17日火曜日

創造性と年齢の関係

 フランスの心理学者Théodule-Armand Ribotは、人の創造的想像のピークが14~16歳にあることを示しました。それから約100年後の現在までに、このピークは10~12歳へと、より低い年齢へ移動してきました。

 なぜこうなったのかは明らかです。

 雑誌、本、テレビ、インターネットなどにより誰もが情報にアクセスできるようになったのですが、一般に得られる情報は、標準的な状況や問題に対する標準的な解決策しか与えてくれないのです。何も考えなくても、ボタンひとつで答えを得られはしますが、標準から少しでもそれたものには手も足も出なくなってしまうのです。このようにして自分自身で新たに考えるという習慣が減るにつれ、創造性も衰えていってしまうのです。

 これではまずいということで、日本でも先進的な企業のいくつかでは、新人の段階から創造性教育を取り入れ、学生時代まで低下しつつあった創造性を回復しようとしています(上のグラフの破線部分)。これはこれで確かに必要な活動ではありますが、この時点で「回復」させるのではなく、「更に向上」させることができれば、より好ましいと言えましょう。

 生涯を通じて創造性を維持向上させていくためには、遅くとも、創造性のピークに達すると言われる10~12歳の段階までに、そのための教育を取り入れていくことが必要であると思います。

2009年11月16日月曜日

ろ過システム

典型的な油圧システムの障壁型フィルタに対する進化ポテンシャルのレーダー図です:




















作用の調整:           1/4(未調整の作用)
幾何学的進化(体積的):   2/4(二次元構造)
幾何学的進化(線的):     3/4(二次元面)
境界の除去:           1/3(多数の境界)
表面の分割:           1/4(滑らかな表面)
空間の分割:           4/5(細管/多孔質構造)
可動性の向上:         2/5(ジョイント型システム)
エネルギー変換回数の減少:4/4(エネルギー変換無し)
制御性:              4/5(前送り)
単一 - 二重 - 多重(類似物):1/4(単一システム)
リズムの調整:          1/4(連続的作用)

進化状態:       50.76%
未開拓ポテンシャル: 49.24%


出典:「TRIZ 実践と効用(1) 体系的技術革新」
    (株式会社 創造開発イニシアチブ http://www.triz-jp.com/

2009年11月15日日曜日

国際TRIZ協会認定コース(レベル2)の内容

 2009年12月10日(木)~14日(日) 8:30~17:00に台北市で開催される国際TRIZ協会(The International TRIZ Association)レベル2の認定コースの内容は以下の通りです:

 1. コースの概要
 2. TRIZ/Goldfire革新手引きの概要
 3. システムの発生と進化のカーブとトレンド
 4. 意味解析による根本原因分析(原因-結果のモデル/分析)
 5. ハイブリッド/代替システム設計、事例と演習
 6. 物質-場のモデル化と分析
 7. 標準解システム - 4つのクラス
 8. Goldfire - システム変更パターン
 9. Goldfire - 科学的効果
10. 意味概念の検索技術; IMCの特許コレクション; 個人知識ベースの構築
11. 発明問題解決アルゴリズム - ARIZ-85C, 概要
12. ARIZ-85C, 第1~3部, 事例と演習
13. 革新トレンド分析: 企業プロフィール; 知的活動競合分析; 技術分析; 特許引用
14. TRIZ/Goldfire - 事例と演習
15. 創造的人間の育成
16. 創造的想像の開発
17. 認証試験

 詳細は下記URLを参照してください:
http://www.triz.com.tw/english/

2009年11月13日金曜日

国際TRIZ協会認定コース(レベル1)の内容

 2009年12月 4日(金)~ 6日(日) 8:30~17:00に台北市で開催される国際TRIZ協会(The International TRIZ Association)レベル1の認定コースの内容は以下の通りです:

 1. コースの概要
 2. TRIZの概要、主要な考え
 3. 米国 / 欧州 / 中国 / 韓国におけるTRIZ経験
 4. TRIZ革新ロードマップの概要、プロジェクトのシナリオ、プロジェクトの調査
 5. システム進化の段階
 6. 多重画面による見方
 7. 技術システム進化の法則とトレンド
 8. 技術的矛盾、技術的矛盾排除の方法 – Altshullerの発明原理マトリックス
 9. 物理的矛盾、物理的矛盾排除の方法
10. 価値方法論: 基礎
11. 装置の機能モデル / 分析
12. 物質-場-時間-空間のリソースの特定と問題解決への活用
13. 科学的な効果と現象(物理、化学、幾何)の問題解決への適用
14. 認証試験

 詳細は下記URLを参照してください:
http://www.triz.com.tw/english/

2009年11月12日木曜日

国際TRIZ協会認定コース開催のお知らせ

 国際TRIZ協会(The International TRIZ Association)の認定コースが開催されます。
 TRIZマスターIsak Bukhmanによるレベル1(3日間)とレベル2(4日間)のコースです。
 各コース修了時にそれぞれの認定試験を受けることができます。

 概要は以下の通りです:

●日時
 レベル1: 2009年12月  4日(金)~  6日(日) 8:30~17:00
 レベル2: 2009年12月10日(木)~13日(日) 8:30~17:00 
 
●場所
 台北市(台湾)
 APA Center,Chinese Culture University School of Continuing Education.
 No.41, Sec. 1, Zhongxiao E. Rd., Zhongzheng Dist., Taipei City 100, Taiwan,R.O.C
 
●言語
 英語

●費用
 レベル1: US$1000
 レベル2: US$1500

 詳細は下記URLを参照してください:
http://www.triz.com.tw/english/

2009年11月10日火曜日

潤滑システム

フィンランドの企業に認可された米国特許6,217,004の循環式潤滑システムに対する進化ポテンシャルのレーダー図です:




















作用の調整:           3/4(完全に調整された作用)
幾何学的進化(体積的):   2/4(二次元構造)
幾何学的進化(線的):     3/4(二次元面)
境界の除去:           1/3(多数の境界)
表面の分割:           1/4(滑らかな表面)
空間の分割:           2/5(中空構造)
可動性の向上:         2/5(ジョイント型システム)
エネルギー変換回数の減少:4/4(エネルギー変換無し換)
制御性:              1/5(フィードバック無し)
単一 - 二重 - 多重(類似物):1/4(単一システム)
リズムの調整:          2/4(周期的作用)

進化状態:       48.48%
未開拓ポテンシャル: 51.52%


出典:「TRIZ 実践と効用(1) 体系的技術革新」
    (株式会社 創造開発イニシアチブ http://www.triz-jp.com/ )

2009年11月9日月曜日

油圧システムベアリング

ドイツのFAGに認可された米国特許6,296,395の自動整列ベアリングです:


このシステムに対する進化ポテンシャルのレーダー図です:





















作用の調整:           2/4(部分的に調整された作用)
幾何学的進化(体積的):   2/4(二次元構造)
幾何学的進化(線的):     3/4(二次元面)
境界の除去:           2/3(少数の境界)
表面の分割:           1/4(滑らかな表面)
空間の分割:           1/5(中実の固体)
可動性の向上:         3/5(全面柔軟システム)
エネルギー変換回数の減少:3/4(単一エネルギー変換)
制御性:              1/5(フィードバック無し)
リズムの調整:          1/4(連続的作用)

進化状態:       46.67%
未開拓ポテンシャル: 53.33%
 

出典:「TRIZ 実践と効用(1) 体系的技術革新」
    (株式会社 創造開発イニシアチブ http://www.triz-jp.com/ )   

2009年11月8日日曜日

2009.11.7 四谷SRR&ペア

Section D Team #7
Session 1: ペア +568IMP(22/90位)、Team 72VP(3/9位)
Session 2: ペア +334IMP(34/90位)、Team 58VP
Overall : ペア +902IMP(20/90位)、Team 130VP(4-5/9位)
[Av. 120VP + 10VP]

http://www.fitsys.jp/JtosResultPage/WrpMultiRanking.aspx?CC=3EC001&TC=3EC00109110700&Id=0
http://www.fitsys.jp/JtosResultPage/WrpMultiRanking.aspx?CC=3EC001&TC=3EC00109110700&Id=1

Session 2
Board: 16
Dealer: West
Vul: E-W

E
S: J76
H: AQ953
D: AKJ
C: J2

N  E  S W
       1C
1S 2H P 3H
3S 4H P  P
4S ?

Q1. Eのビットは?

-------------------

N  E  S W
       1C
1S 2H P 3H
3S 4H P  P
4S P P 5C
 P  ?

Q2. Eのビットは?

http://www.fitsys.jp/JtosResultPage/WrpTrvView.aspx?CC=3EC001&TC=3EC00109110700&Id=4

2009年11月5日木曜日

2009.11.4 四谷IMP 第1水夜 メジャーⅠ #2 vs #1

前半: 28:27 IMP
後半: 31:20 IMP
合計: 59:47 IMP (17:13 VP)

http://www.jcbl.or.jp/yotsuya/2009w/09w1wed-majorIN.pdf

前半
Board: 3
Dealer: South
Vul: E-W

E
S: AQxxx
H: QJxxxx
D:
C: 10x

N  E S  W
     P 1C
2D ?

Q1. Eのビッドは?

-----------------

N  E  S  W
     P 1C
2D 2H 4D P
P  ?

Q2. Eのビッドは?

2009年11月4日水曜日

進化トレンド・レーダーチャートEvPot+日本語版開発中

現在の出来栄えは以下のような感じです:


近々完成するといいな...

2009年11月3日火曜日

ゲンリッヒ・アルトシュラーによるTRIZ講義(6/6)



ARIZは技術者だけでなく、科学者によっても使われます。

ARIZを用いて問題を解くとき、私たちは

特別の技術問題を取り扱っています。

ゆっくりと思考過程が変化します。

ARIZの全てのステップを使わない人は

一気にいくつかのステップを飛び越えます。

アイデアがただちに浮かぶのです。

ARIZとは何でしょうか?

技術問題を解くためのプログラム

であると同時に創造的な才能を伸ばします。
 
 
動画をご覧になるには以下のURLをアクセスしてください:

2009年11月2日月曜日

ゲンリッヒ・アルトシュラーによるTRIZ講義(5/6)

ARIZ = プログラム + 情報 + 心理的因子の制御


講師: Genrich Saulovich Altshuller(発明手法公共研究所長)


インフェルトの自伝メモには面白いエピソードがあります。

ある日、カピッツァはインフェルトとランデイに面白い問題を解くように頼みました。

フライパンが犬の尻尾につけてあります。

フライパンの音が聞こえないようにするには犬はどのようなスピードで走らなければならないでしょうか?

インフェルトはさらに、彼とランデイが解決策について長時間考えたと記しています。

ついにカピッツァは気の毒に思い、彼らに答えを教えました。

答えは大変面白いものでした: 犬はじっとしていなければならない!

このような問題を解くのはなぜ難しかったのでしょうか?

それは、問題の記述にスピードについて言及されていたからです。

私たちの心の中で、スピードは動きを意味します。

それで、彼らはスピードと動きを探したのです。

この場合、答えはスピードでも動きでもありません。

ARIZには特別に用意されたステップがあります...

 ...用語の問題を排除するために

用語により私たちはよく特定の解決策、特定の方向に向けられてしまいます。

そのため、技術用語は心理的惰性をもたらします。

学生「表を用いることによって問題を楽々と解決できるのであるならば

    それを複製していたるところに掲示すべきです...

     ...研究所、科学機関、など。

    問題が生じるとすぐに技術者は表を参照することができます」

講師「素晴らしい ... と言いたいところですが、

    数学関連の表をいたるところに掲示したとしましょう。

    こうすることによって数学的な思考を行う精神がはたして育まれるでしょうか?

    表は道具にすぎません。使い方を習得する必要があります。

    例えば、これは別の問題です:

    ガラス管に鋼球が入っています。

    管の中は真空です。

    鋼球は落下します。

    管の壁には電気接点が取り付けられています。

    球が落下する際、接点に触れて電気回路を閉じます。

    何がおかしいでしょうか?

    回路を閉じるためには、球が接点に触れなければなりません。

    でも、自由落下するためには接点に触れてはなりません。

    物理的矛盾です。

    表を見ると...

     ...球を構成する物質の物理的状態を変えるように記されています。」

学生「球を液体金属で作るというのはどうでしょうか...

     ...例えば水銀で。」

学生「管を電解液で満たして気泡を注入する。」

講師「また、色々な方法を分類し始めましたね。

    この球がどのような姿をしているのか見せましょう。

    5人ほどこちらへ来てください。

    君たちを球にしましょう。

    5人が球の役を演じます。

    そして別の3組が接点になります。

    球はこの通路を通り抜けなければなりません。

    そして、接点は球の動きを制限しなければなりません。

    5人が通って行き、当然ながら、接点は彼らを捕らえました。

    何もかも、提示された問題の通りです。

    動きはありません。球は立ち往生します。

    今度は、5人の学生にお互いの手を軽く、そっと握り合うように指示しました。

    状況が変わりました。

    5人はまた通って行きました。

    初回と同じように、最初の接点の組は

    外側の少年たちを捕らえましたが、

    手を離すことにより、3人は通り抜けました。

    私たちには特別な手法があります。

    物体が構成されていると想像するのです...

     ...小人、小動物、ハエの群れ、または単なるの雲から。

    これにより、姿が固定でないと感じることができるのです。

    変形、分割が可能で、様々な形状をとることができます。

    私たちの必要に応じて振る舞うのです。

    心理的惰性を取り除きます。

    物体を必要に応じて変えられるのです。」


動画をご覧になるには以下のURLをアクセスしてください: