2011年1月15日土曜日

エアロゾル(Aerosol)

● 説明
 エアロゾル (aerosol) は、分散媒が気体分散系。つまり、気体の中に微粒子が多数浮かんだ物質である。エアロゾルの微粒子(あるいはエアロゾルの別名)を煙霧質(えんむしつ)という。
 ゾルとは分散媒が液体コロイドのことであり、エアロゾルはそれにエアロ(空気)を付けた言葉である。ただし、分散媒は空気に限らずさまざまな気体があり、たとえばスプレーによるエアロゾルの分散媒はプロパンなどである。また、コロイド(粒子が約百nm以下)に限らず、より大きい粒子のものもある。
微粒子には、液体と固体がある(気体は混ざってしまうのでありえない)。厳密な用語ではないが、液体のエアロゾルをやミスト、固体のエアロゾルを粉塵と言う。ただし、タバコの煙など、刺激性の液体のエアロゾルは煙と認識される。

● 現象例(排気ガス中の黒色炭素エアロゾルによる太陽光放射エネルギーの吸収と熱への変換)

0 件のコメント:

コメントを投稿