2010年1月24日日曜日

ねじ回し

 前々回に引き続き、今回もクラス2「システムの進化」に属する標準解法の紹介です:

・標準解法2-2-2 「物質の分割度の増大」

 物質-場システムでツールの役割を果たす物質の分割度を増大することにより、物質-場システムの効率を改善することができます。分割度の増大が進んでいくと、究極的にはその機能を提供することのできる新たな場がツールに取って代わることになります。






標準解法2-2-2: 物質の分割度の増大

●例「ねじ回し」

 いろいろな種類のねじに対応できるようにするためには、多数のねじ回しを用意しなければなりません(下図)。
 かさばらなくて持ち運びが便利にするにはどうすればよいでしょうか?









各種ねじ用のねじ回し

・解決策:

 この状況の物質-場モデルは、左下図のように、ねじ(S1)、ねじ回し(S2)およびこれらの間に作用する機械的場で表わすことができます。機械的場を用いてねじ回しでねじを締めたりゆるめたりします。標準解法2-2-2を適用してツールであるねじ回しの分割度を増大することになります。でも、ねじ回しの分割度を増大するとはいったいどのようなことを意味するのでしょうか? 本体と先端を分割して先端を付け替え可能にすることなどが考えられます(右下図)。







ねじ回し(S2)に標準解法2-2-2を適用した例

 柄の部分などを共有化すれば、かさばらないので持ち運びにも便利ですね(下図)
先端が付け替え可能なねじ回し

Copyright notes

This book has been developed in the frame of the TETRIS project funded by the European Commission—Leonardo da Vinci Programme.
The partners of the project consortium are:
AREA Science Park (Italy) www.area.trieste.it (project coordinator)
ACC Austria Gmbh (Austria) www.the-acc-group.com
European Institute for Energy Research - EIfER (Germany) www.eifer.uni-karlsruhe.de
Fachhochschule Kärnten (Austria) www.fh-kaernten.at
Harry Flosser Studios (Germany) www.harryflosser.com
Higher Technical College Wolfsberg (Austria) www.htl-wolfsberg.at
Jelgava 1. Gymnasium (Latvia) www.1gim.jelgava.lv
Siemens AG, Sector Industry, Industrial Automation and Drive Technology (Germany) w1.siemens.com/entry/cc/en/
STENUM Environmental Consultancy and Research Company Ltd (Austria) www.stenum.at
Technical Institute for Industry “Arturo Malignani” (Italy) www.malignani.ud.it
The educational center for adults of Jelgava (Latvia) www.jrpic.lv
University of Florence (Italy) www.dmti.unifi.it

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