年始めは分離原理の紹介です:
・分離原理 「空間による分離」
正反対の要求を場所によって分離しようという概念です。
システムが相反する機能を実行したり相反する条件のもとで動作しなければならない場合には、システムをサブシステムに分けてみましょう。
そして、相反する機能や条件をそれぞれのサブシステムに割り当てましょう。
「空間による分離」の概念は「動作空間」という考え方に基づいています:
正反対の要求がそれぞれどこで必要となるのかを明確にします。
●例「甲冑鎧下」
中世の競技において騎士は傷を負わないようによろいを身に着けました(下図)。
http://www.costumearmour.com/cdshrek.htm
しかし、観客を魅了するために装身具は見栄えがしなければなりませんでした。
そこで、「魅力的なよろい」を開発する必要に迫られました。
これは、以下のような物理的矛盾としてとらえることができます:
• よろいは、騎士を護るためには、金属製であるべき
そして同時に
• よろいは、魅力的であるためには、金属製であるべきではない(布製であるべき)
(内側で)「騎士を護る」機能の動作空間は「魅力的である」機能の動作空間と明確に分離できます。
アイデアを見つけるのには「空間による分離」の概念が役に立ちそうです。
・解決策:
「甲冑鎧下」というよろいは内側が金属、外側が布または皮でできています(下図)。
15世紀の防弾チョッキといったところですね。
Copyright notes
This book has been developed in the frame of the TETRIS project funded by the European Commission—Leonardo da Vinci Programme.
The partners of the project consortium are:
AREA Science Park (Italy) www.area.trieste.it (project coordinator)
ACC Austria Gmbh (Austria) www.the-acc-group.com
European Institute for Energy Research - EIfER (Germany) www.eifer.uni-karlsruhe.de
Fachhochschule Kärnten (Austria) www.fh-kaernten.at
Harry Flosser Studios (Germany) www.harryflosser.com
Higher Technical College Wolfsberg (Austria) www.htl-wolfsberg.at
Jelgava 1. Gymnasium (Latvia) www.1gim.jelgava.lv
Siemens AG, Sector Industry, Industrial Automation and Drive Technology (Germany) w1.siemens.com/entry/cc/en/
STENUM Environmental Consultancy and Research Company Ltd (Austria) www.stenum.at
Technical Institute for Industry “Arturo Malignani” (Italy) www.malignani.ud.it
The educational center for adults of Jelgava (Latvia) www.jrpic.lv
University of Florence (Italy) www.dmti.unifi.it
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