2013年1月24日木曜日

不活性雰囲気利用原理


●発明原理39 ‐ 不活性雰囲気利用
通常環境を不活性環境に置き換える
中性部品や不活性添加物を物体に加える

: フィルターの清掃

問題: 金属生産では、高炉ガスから一酸化炭素(CO)ガスを抽出して水加熱や圧延用のバーナーに使用する。バーナーへ送り込む前に抽出ガスをフィルターバッグに通して粉塵を取り除くが、フィルターは粉塵で詰まってしまう。この粉塵は圧搾空気を用いてフィルターバッグから除去するが、その過程で一酸化炭素(CO)と空気の爆発性混合物が生成されかねない。

発明原理の適用: 圧搾空気を窒素などの不活性ガスに換えます。窒素であれば、粉塵除去のためにフィルターバッグを通しても爆発性混合物が生じることがないので、より安全なプロセスになります
フィルターバッグの清掃に窒素を用いれば
一酸化炭素(CO)と混ざって爆発性混合物を生じることは無い


出典: TRIZ Technology for Innovation ( http://www.trizsolution.com )

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