2010年6月16日水曜日

設計単純化戦略

設計単純化戦略 ― トリミング手法(根本的な製品/プロセスの変更

●利点

  • 低い価値の(問題ある)構成要素を取り除いてその有益機能を他の構成要素に再分配することにより製品/プロセスを改善します
  • トリミング手法は単純化し、ユーザーの製品/プロセスのコストを下げながらも、本質的な機能性は維持します
  • トリミングの結果として得られる多様なデザインは様々な問題記述を生み出し、それらを解決することが高度に革新的な解決策につながり得ます
●例

 アンプルの機能モデル/分析を用いてトリミングのプロセスを見てみましょう。

 バーナーと炎が問題の主要原因です – これらが有害な機能を発生させているので、トリミングの最有力候補となります。
 でも、‘アンプルを溶かす’(あるいは、より正確には ‘アンプルの首を溶かす’)機能は残さなければなりません。‘アンプルを溶かす’ 機能を果たしてくれる別の候補を見つけるかあるいは用意する必要があります。トリミング後の以下の機能モデルでは、 この候補を ‘高性能溶接機’ と呼んでいます。

 この事例の場合、科学効果ライブラリー、特許集合、標準解法システムおよび発明原理と分離原理が新しいコンセプトの創造に大いに役立ちます。

 ‘高性能溶接機’ に利用可能なコンセプトとして例えば以下のものが考えられます:
  • 集中超音波溶接
  • 強力レーザー光
  • 電子ビーム溶接

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