2010年6月1日火曜日

国際TRIZ認定の各レベルの内容

●レベル1: 通常、一週間のトレーニングと終了時に認定テストを行います。

 レベル1には以下の項目における知識と実践能力が要求されます:

- TRIZパラダイム
- TRIZの起源とアプローチ法
- 問題のモデル化と工学的矛盾
- アルトシューラーのマトリックス
- 発明原理
- 物理的矛盾としての問題のモデル化
- 物理的矛盾解決のアルゴリズム(分離、満足、迂回)
- 物質-場モデルと物質-場分析の概論
- 工学システム進化トレンドの概論
- 装置の機能分析
- 装置のトリミングに対する規則

●レベル2: 更に一週間のトレーニングと終了時には更なる認定テストを行います。

 レベル2には以下の項目における知識と実践能力が要求されます:

- 物質-場分析と標準発明解法システム(5クラスすべてに対する完全な知識)
- 代替システム設計: 直接転用、“混合”、特徴転用
- ARIZ(平均的なレベル)
- 実践的Sカーブ分析(指標、各段階におけるアドバイス)
- 技術プロセスの機能分析とトリミングの概論
- 創造的想像性開発の概論

●レベル3はTRIZトレーニングの “教育的な” 最終レベルであり、このレベルを修了することは大学を卒業することに似ています - すなわち、多くの知識と少しだけの経験。

 レベル3には以下の項目における知識と実践能力が要求されます:

- ARIZ - 熟知と深い知識、専門的な活用能力
- 工学システム進化トレンド - 全詳細: サブトレンド、各トレンドに対するメカニズムと分析ツール
- 故障予測分析(別名: 事前故障診断)
- TRIZに基づく長期予測
- クローン問題
- スーパー・イフェクト

●レベル4(TRIZ専門家)は専門的レベルの第一段階です。この認定にはMATRIZ(国際TRIZ協会)理事会の表決が必要となり、志願者はTRIZの全知識を身につけている(すなわち、レベル3の要求を満たしている)必要があり、更にコンサルティング/発明における豊富な経験が求められます。ここでは、コンファレンスに参加し、特許を取得し、プロジェクト(工学的問題に対する解答)を完遂することなどが要求されます。申請には、専用の関係書類を記入してMATRIZ理事会に提出する必要があります。必要な関係書類には2人のTRIZマスター(現在、69名が認定を受けている)からの人物証明書も含まれています。

●そして、最終的にレベル5 - TRIZマスターがあります。

 主な要件と基準は以下の通りです:

- TRIZにおける発展(TRIZの新たなツール、アルゴリズムなど)およびそれに関する論文
- この論文に対する学術的な指導教官と二人の異議申立人(通常、MATRIZ資格認定委員会に指名されたTRIZマスター)を必要とします

http://www.cocatalyst.com/blog/index.php/category/triz-training/

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