楕円形ゴングを用いた音の生成(図6)
このゴングは薄い青銅または銅の板を用いて楕円形に作られていて、楕円の焦点に印の溝が付けられています。片方の焦点をドラムスティックでたたくと、この焦点を音源として波がゴングの縁へ向かって伝播し、そこで反射してもう一方の焦点に向かい、そこに集まります。集まった波はその後、同様に伝播して元の焦点に戻ってきます。振動が次第に弱まって消えてしまうまでこのサイクルが繰り返されます。ゴング周囲上のどの点からも二つの楕円焦点までの距離の和が一定であるため、すべての波が同距離を移動することになります。これによって音の振動数も一定に保たれるので、あらかじめ定めた所望のピッチに対応する音を生成することができます。
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