2012年4月12日木曜日

『TRIZ - イノベーション技術』 例5-2-2

5-2-2 歯を磨くプロセス(図5-2-3)
 歯ブラシ(毛先)がツールS1、歯がプロダクトS2で、機械場(ブラッシング)がS1S2 の相互作用の場になります。

5-2-3 歯磨きの物質―場モデル

 例5-2-15-2-2では、システムがどのように機能するかを表す現状の物質―場モデルを示しています。次の段階は、この状況下に存在する問題を記述することです。これを行うには、現状の物質―場モデルを分析し、現状抱えている何かしらの対立や矛盾を含むようにモデルを変えます。こうすることにより、物質―場モデルの構築とこのモデルに対する物質―場分析を同時に行うことになります。構成要素間の相互作用を分析することが、与えられた状況のほぼ全ての問題を認識するための適切な方法です。歯磨きの物質―場モデルの例を見てみましょう(図5-2-4):
  • 磨くは有益機能ですが、磨く性能については不満なので、この機能を改善したい
  • 歯ブラシで歯を磨くと歯茎を傷めかねない。この有害作用を無くすか低減させるべき
5-2-4 磨く機能が不充分なので改善すべきであり、傷める機能が有害なので無くすか低減させるべきである物質―場のモデルと分析

原文出典: http://www.triz.com.tw/isak/preview.pdf

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