2012年4月8日日曜日

『TRIZ - イノベーション技術』 3.2

3.2. 法則の第1グループ
第1グループには、システム生涯の開始条件を規定する以下の3つの法則が含まれます:
  • システム完全性の法則
  • システムのエネルギー流路短縮の法則
  • システムパラメーター調和の法則
3.2.1. システム完全性の法則
この法則は、機能するシステムであるためには、4つの主要機能を果たす4つの主要部を備えていなければならないことをうたっています(図3-2-1)。4つの主要部が必要というのは形式的な要件であり、本質的なのは、システムが動作できるように4つの主要機能が備わっていることです。これは、4つの部分とそれぞれに対応する機能を意味する場合もありますが、このうちのひとつが2つの機能を果たすのであれば、3つの部分しか無くても構いません。更には、2つ、ひとつ、極端な場合には0個の部分と4つの対応機能ということもあり得ます。

図3-2-1 動作可能なシステムには4つの部分と其々に対応する機能が必要

例3-2-1 アーチェリー(図3-2-2)

図3-2-2 動作可能なアーチェリーには4つの部分と其々に対応する機能が必要

例3-2-2 木(図3-2-3)

図3-2-3  “動作可能な” 木には4つの部分と其々に対応する機能が必要

原文出典: http://www.triz.com.tw/isak/preview.pdf

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