ジョンは、自分の飛ぶ能力を試してみたかった。彼の最初のテストは速度についてのものだった。テストをしてみたこころ、疑問が湧いた。コントロールを失う直前の速度はどれくらいだったのか? どれだけ高く飛ぶことができたのか? これらの質問に対する答えは、さまざまな飛行試験を実施することにより得られた。ジョンは粘り強かった。努力に努力を積み重ね、自分の能力の限界に挑んで飛んだ(図10-2-3)。
図10-2-3 ジョナサンは自分の飛行能力を試す
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ジョナサンの見解によれば、飛行速度が時速70マイル(70mph)よりも高くなければなりません。既存の飛行技術では70mphを超える速度を達成することはできませんでした。これが、ジョナサンが最初に定義、定式化した、分析すべき問題でした。創造的な人物は、問題を定義、定式化、分析して解決策を創出することができます。ジョンの最初の問題は、日々の生活に関係ある技術的なものでした。私達の誰もがこの種の問題に遭遇したことがあるでしょう。結論/要件
創造的な人物は、強い好奇心を持つべきでしょう。その人の周りの環境は、創造性と資源の発掘を支援するものであることが望まれます。ありきたりな状況では創造力が停滞してしまうので、刺激的な環境でもあることが望まれます。創造的な人物は、既存システムの改善や新システムの創造に関連したプロジェクトに対する仕様要件を定式化してパラメーターを決められるようになるべきです。これは、適切な問題を定式化するための第一歩となります。
創造的人物の特徴
TRIZの技能を実際のシステム開発に適用しようとする強い好奇心と関心を絶えず抱いている
原文出典: http://www.triz.com.tw/isak/preview.pdf
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