2012年4月9日月曜日

『TRIZ - イノベーション技術』 3.2.2

3.2.2. システムのエネルギー流路短縮の法則
この法則は、システムを通る(エンジンから作動装置への)エネルギー流路が短縮する方向にシステムが進化することをうたっています。もっと簡単に言えば、システムが伝達装置を持たないことを意味します(図3-2-4)。エンジンと作動装置は直接つながることになります。

図3-2-4 主要部分の一つである変速機がシステムの一部として含まれていない。動作可能なシステムであるために3つの主要部分と4つの主要機能で事足りている。‘エンジン’ と ‘作動装置’ という構成要素が ‘エネルギーを伝達する’ 機能を受け持っている。この場合、システムを流れるエネルギーの流路が最短となる。

例3-2-3 スクーター(図3-2-5)
図3-2-5 このスクーターには変速機が無い。‘エンジン’ が後輪(‘作動装置’)に直接つながっている。
(San Yang Industry, Co., Ltd, Taiwanの許諾のもとに写真を使用)

原文出典: http://www.triz.com.tw/isak/preview.pdf

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