・標準解法3-1-5 「システム全体とその要素による対立特性の分担」
二重や多重のシステムの効率は、対立する特性をシステム全体とそれを構成する要素の間で分担させることにより改善することができます。これは、システムが全体としては「A」というある特性を有する一方、システムの要素(部分)が「反A」という反対の特性を有する二段構造により実現できます。
●例「よろい」
中世の騎士は剣から身を守るためによろいを着けたりしていました。でも、固くて重たいよろいが邪魔になって思うように身動きできず、戦う上ではえらく不自由な思いをしていたことでしょう(下図)。
もっと身軽に戦えるためにはどうすればよいでしょうか?
http://www.costumearmour.com/cdshrek.htm
・解決策:
身動きしやすいように柔らかくて軽いよろいを作ってしまいましょう。この場合、対立する特性は「固い⇔柔らかい」または「重たい⇔軽い」となりますが、要素は重たいけれども全体としては軽いよろいを作るのは難しそうなので、要素は固いけれども全体としては柔らかいよろいにしましょう。鎖かたびらならば、柔軟性に富んでいるけれども、金属製なので剣から身を守ってくれそうです(下図)。
鎖かたびら
鎖かたびらの場合、要素が軽いのは勿論のこと、全体としても軽くなりそうですね。
Copyright notes
This book has been developed in the frame of the TETRIS project funded by the European Commission—Leonardo da Vinci Programme.
The partners of the project consortium are:
AREA Science Park (Italy) www.area.trieste.it (project coordinator)
ACC Austria Gmbh (Austria) www.the-acc-group.com
European Institute for Energy Research - EIfER (Germany) www.eifer.uni-karlsruhe.de
Fachhochschule Kärnten (Austria) www.fh-kaernten.at
Harry Flosser Studios (Germany) www.harryflosser.com
Higher Technical College Wolfsberg (Austria) www.htl-wolfsberg.at
Jelgava 1. Gymnasium (Latvia) www.1gim.jelgava.lv
Siemens AG, Sector Industry, Industrial Automation and Drive Technology (Germany) w1.siemens.com/entry/cc/en/
STENUM Environmental Consultancy and Research Company Ltd (Austria) www.stenum.at
Technical Institute for Industry “Arturo Malignani” (Italy) www.malignani.ud.it
The educational center for adults of Jelgava (Latvia) www.jrpic.lv
University of Florence (Italy) www.dmti.unifi.it
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